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~フィリピンで生活しながらビジネス~

ビジネス・移住のキーワード!フィリピン人と日本人【継続性】の違い

 
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元自動車セールスマン&メカ。 奥様はフィリピン人。 38歳でフィリピンでの起業を決意!41歳で移住。 現在フィリピンで自営業をゆる~く展開中。 フィリピンでの文化、生活についてもご紹介していきます。
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あまりビジネスネタが得意ではない当ブログ「フィリピン起業日記2」。

いつもこのブログタイトルに自らツッコミを入れています(笑)。

 

今回は不得意ながらもビジネスの大事なキーワードになる「フィリピン人の継続性」をテーマにお送りします。

 

日本人から見るとフィリピンは様々な面において「継続性」が欠けているように思えます。

この記事ではこの点の背景、対策を考察していきます。

 

  • フィリピンに移住する人
  • フィリピンでビジネス参入する人

に参考になるハナシだと思います。



はじめに一応おことわり 「継続性が無い」=「否定」だと思う方へ

 

「継続性が無い」なんて言うと否定的に捉えがちですが、頭から否定するのはどうでしょうか?

それは「日本の価値観」でしかないかも知れませんよ?

 

今回取り上げる「継続性」はフィリピン人のマインドだけではなくその周辺、社会全体として

『日本と比べ継続性に欠ける』という話で展開します。

 

時々、タイトルだけみて批判のコメントとか投げつけてくる人がいるので言っておきます。
(本文読まない人には意味ないけどw)

 

途中で読むコトをやめるのは個人の自由です。

でも批評をくれる方は少なくとも全文読んでくださいね。

 

「継続性が無い」ワタシの身の回りの例

 

実際にフィリピンでよく聞くハナシや実際の経験を例に挙げます。

 

飲食店

フィリピン在住の日本人のFacebook投稿で「フィリピンのレストランレポート」をよく見かけます。

料理の味やサービスの質の情報を共有できます。

 

その中で時折見るのが「クオリティーが持続しない」というモノ。

気に入った店だったので再度行くと「味が落ちた」「量が減った」「サービスが悪くなった」

などのコメント。

 

  • スタッフの問題
  • 流行ってきたので質を落とした
  • マネジメント(管理)が行き届かない

など考えられますが、お客さんからみれば「継続しない」と言うコト。

 

メイドさん

 

この記事の執筆時、フィリピンに移住して3年程になります(2020年5月時点)。

その間に雇ったメイドの数は2桁にのぼります。

辞めるの早すぎ…。

 

メイドさんのやる気だけがすぐ辞めてしまう要因ではないと思います。

でもいずれのメイドさんも「ながく続けるコト」に執着しない様です。

 

過去にメイドさんに関する記事を書いていますので詳しくはこちらをごらんください。

 

「3日ボウズ」「気まぐれ」「場当たり的」「その場しのぎ」

 

どれも「継続性」と相反するモノ。

フィリピン人をよく知る人はこの見出しだけで納得されると思いますw。

 

「3日と続かない決意」「気まぐれなフィリピーナの気質」について書いた記事

 

「場当たり的」「その場しのぎ」はワタシの場合、修理の局面でいつも感じます。

場当たり的修理センスのハナシ

その場しのぎな修理のハナシ

 

「継続性」が無いフィリピンの背景

 

「継続性が無い」のはフィリピン人のマインドに限ったハナシではありません。

 

行政

 

フィリピンの行政のルールやシステムはコロコロ変わります。

過去、ツーリストビザの更新を繰り返して滞在していた頃があります。

 

当初、更新した後パスポートに更新のステッカーを張り付けていました。

その後レシート(ステッカー無し)となり、現在ではまたステッカーに戻っています。

 

フィリピンでは2014年以降、バイクのナンバープレートが新規発行されていません。

2020年5月現在も新規発行される気配は感じられません。バイクはナンバー無しで走っています。

元々あったナンバーの制度を継続させる気はあるのでしょうか?

 

ワタシの体験なのでグチのような内容ですがw。

行政には「継続性」に加えて「一貫性」もありません。


ナンバーが発行されないので自作して取り付け。

 

労働環境

 

フィリピンの労働者は

  • 最低労働賃金
  • 月2回の給料日
  • クリスマスボーナス
  • 日曜日勤務の賃金割増

など一見守られているようで実はあまり守られていません。

 

代表的なのがENDO (End of Contract)の問題。

フィリピンでは6か月間勤務すると様々な労働者の権利が発生します。

それまでは仮雇用、試用期間のような扱い。

 

そのため経営者は勤務6か月を迎える労働者を不当に解雇したり、

労働契約⇔下請け契約を繰り返し締結して権利の発生を阻害するなどの不当な労働慣行があります。

 

近年上記の行為の規制を厳しくしているようですが、今なおフィリピンでは「経営者」が強い。

多くの労働者が使い捨てのように扱われ、「継続的」な雇用を脅かされているともいえます。

モノが長持ちしない

 

「継続性」とは違うがフィリピンの様々な「モノ」は長持ちしない。

完全な状態でモノが「持続」しないのです。

 

  • 安価な材料で作られた製品や構造物
  • 劣化を加速するフィリピンの環境(気温、湿度、日射、ホコリなど)
  • それらを使用するフィリピン人のマインド(自己所有の概念が希薄など)

これらについては下記の記事に詳しく書いています。

 

これらの事から考えられるフィリピンの「継続性」

 

この記事で「継続性が無い」というのは「人」だけを指しているのではなく、上記も含めた『社会全体』のハナシだと筆者は考えます。

 

ENDOに代表される「経営者などの支配層」が強い社会構造。

これは下層の人々が努力や継続をしても報われにくいという側面があります。

 

かつての植民地支配の名残りでしょう。

そういった社会構造に「あきらめ」を感じる庶民。

 

さらにモノが早く朽ちるフィリピンの環境。

それは「持続しない」というコトを常に目の当たりにしているというコト。

 

そういった環境でかたち作られる政治や行政。

 

フィリピンは「継続させる」ことが馴染みにくい環境なのかもしれません。

 

かなり勝手な考察:フィリピン人の「怠慢」「非持続性」は抵抗!?

 

フィリピンのスーパーで何度か見たハナシ。

スタッフは経営者に不満があると全員で一斉に仕事を「のんびり」とやる時があります。

 

レジには行列。

ストライキというよりはふてくされた感w。

フィリピンの庶民は「経営者などの支配層」から不当な扱いを長年受けてきたという歴史があります。

支配層に正面から逆らうことができない彼ら。

 

もしかしたら彼らの「怠慢」「継続しない」というのは唯一の「支配者に対する抵抗」なのかもしれません。

 

 

動画で解説

 

まとめ

 

日本人から見れば「継続性が無い」といえば悪徳でしかないのかもしれません。

移住にしろ、ビジネスにしろ上記は日本人にとって障害にしかならないでしょう。

 

しかし「継続性が無い」ことがフィリピン社会全体のバランスを取る一つの要素だったとしたら…。

 

「継続性」だけを加えることで全体のバランスを崩してしまうかも知れません。

他の「何か」で全体のバランスを取ることもお忘れなく。

 

 

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