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~フィリピンで生活しながらビジネス~

【習性】を網羅しろ!フィリピン運転初心者が守るべきたった2つのコツ

 
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元自動車セールスマン&メカ。 奥様はフィリピン人。 38歳でフィリピンでの起業を決意!41歳で移住。 現在フィリピンで自営業をゆる~く展開中。 フィリピンでの文化、生活についてもご紹介していきます。
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 フィリピンに来たら自動車の運転したいですか?

私はかれこれ3年以上フィリピンで運転してます。

 

ワタシは正直なところ日本人にあまりフィリピンでの運転はお勧めしたくありません

 

日本とフィリピンでは運転におけるモラルやルール、距離感など、かなりかけ離れて違う部分がいくつもあります。

 

今回はそんなフィリピンでの運転にまつわるカルチャーショックの話。

 

私は日本のディーラーで営業スタッフをしていた時代に『自動車の運転教室』を開催してお客さんに運転の指導していた経験を持ちながら、

フィリピンで数々の交通事故を経験しています(笑)。

 

  • 車の販売
  • 運転指導
  • 交通事故

各種において経験豊富な私の目線からw日本人がフィリピンの運転で気をつけるべきことについて解説します。

 

この情報を押さえておけば、

  • フィリピンで運転した時のイライラをかなり抑える
  • 事故やトラブルの確率を格段に下げる

ことができるはずです。




フィリピンと日本のルールやマナーの違い

 

ココでは運転における日本とフィリピンのルールやマナーの違いについて、代表的なモノをいくつか解説します。

 

フィリピンは右側通行、左ハンドル

本当に基本の話から入ります。

フィリピンは右側通行、左ハンドル。

 

左側通行で右ハンドル日本と真逆。

なので日本から来る人はまずここから慣らす必要があります。

 

またフィリピンは輸入車であっても右ハンドルの車で走行することは法律で禁止されています。

そのため海外から輸入された右ハンドル車はフィリピンで左ハンドルに改造されます。

 

気を付けるコト

フィリピンはとにかく運転マナーの悪いドライバーが多いです。

 

混雑時の交差点などで追い越しをかけて反対車線を逆走してくる車がいます。

そのため交差点進入時に逆走車に遭遇しがち。

 

そういった逆走車の対向車線は逆車線です。

日本の運転のクセで逆走者をかわすとき、うっかり左車線に侵入しないように気をつけましょう。

 

ハンプに注意

 

フィリピンの名物といっても過言ではないこの ハンプ。

 

これらが主に設置されているのは地方道や住宅街など。

車両の速度の出しすぎを抑制するために造られた路面のギャップ、出っ張りです。

 

普通の速度で進入すると、その段差によって車両や乗員がダメージを受けます。

 

自動車は比較的ダメージが少ないです。

しかしトライシケル(サイドカー付きのバイク)でうっかり突っ込んでしまうと車両も乗員も大ダメージ。

車体を損壊させてしまうこともあります。

 

気を付けるコト

ローカルエリアの走行時はハンプを見落とさないように注意。

ハンプの手前ではしっかり減速しましょう。

 

ジープにも注意

 

フィリピンを知る者でこのジープを知らない人はいないでしょう。

 ジープはいわゆる乗合バス、庶民の足。

でも周りのドライバーにとってはかなりの曲者。

都市部の交通渋滞のかなり大きな要因になっていると言われています。

 

問題なのはバス停がないこと。

どこでも自由に降りれるし自由に乗れる。

つまり客がいればどこでも構わず停車するということです。

 

特に交通の要衝となる

  • 大きい交差点
  • 鉄道駅やバスターミナル付近
  • モールなどの大きな商業施設付近

こういった混雑するところで突然停車するのでたまりません。

 

問題の極めつけが、ほとんどのジープが停車する時にウインカーやハザードを点灯しないこと。

そのためジープの後ろに接近して走っている時に突然停車されると、追い越しがかけられずに後続の車も一緒に停車することになります。

これは後続車にとってはたまらないストレスです。 

 

気を付けるコト

ジープの後ろを走る際は上記の点に注意。

ある程度停車を予測しながら常に追い越しがかけられる状況で走行するのがベター。

 

パッシングの使い方を間違えない

パッシングとは 対向車に対してヘッドライトで送る合図。

 

日中であれば対向車に向けてヘッドライトをチカチカさせたり、

夜間であればロービームとハイビームを切り替えたりしますよね?

フィリピンにもあるんですが実はフィリピンではこのパッシングの意味が日本と真逆なんです。

 

日本では道を譲る時にパッシングを使って対向車に合図しますが、フィリピンのパッシングは逆。

自分が行くからアナタは来るなという合図です。

 

気を付けるコト

上記ルールを知らずに譲ってもらったと勘違いし、迂闊に前に出ると大惨事。

特にここは気をつけましょう。

 

日本と違うフィリピンドライバーの特徴とあるある

 

ここからは私が実際に運転をしていて思うフィリピンドライバーの特徴と言うかあるあるの話をします。

これらはあくまでワタシの個人的見解ですのでご了承ください。 

 

交差点進入時超ゆっくり

 

フィリピンのドライバーは交差点内でものすごくゆっくり走る傾向があります。

 

牛歩戦術なの?
相手の動揺を誘っているの?

と、コチラが思うくらい遅いです。 

 

この要因はフィリピン人の国民性としてよく言われることの一つ、

『臆病さ』が行動に現れてるのではないかと思います。

 

先述の通り運転マナーの悪いドライバーが多いので、特に交差点ではどこに何が飛び出してくるか分かりません。

 

そのため、『交差点内でとにかくゆっくり走る』という行動習慣は理にかなってるとも言えます。

 

一方で、この行動には例外もあります。

それは交差点の左折時。

 

日本と逆の右側通行なので左折する時は反対車線である左側車線の前を横切る形になります。

 

この時だけは前の車にぴったりついて走るという特徴があります。

交差点内でもノロノロ走りません。

 

これには理由があります。

左折時は前方車両にピッタリくっついてないと対向車に隙間をねじ込まれてしまうのです。

対向車に頭をねじ込まれてしまうと道を譲らなければなりません。

 

そうならないように左折時には前の車にぴったりくっついて走るというのがフィリピンドライバーあるある 。

 

安全第一(ビビリ?)のノロノロ運転と、左折時には我先にという態度丸出しのこの使い分け。

こんなところにフィリピン人の器用さとたくましさが垣間見えますw。 

 交差点を過ぎてもしばらくノロノロ運転

 

 フィリピンドライバーの後ろ走っていていつも思うコト。

交差点でのノロノロをやり過ごし、そこからスムーズに加速するのかと思いきやなかなか加速しません。

 

合流時や交差点通過後、50~100メートルくらいはそのままノロノロペースで走行するドライバーが多いです。

 

これについては私なりの解釈がまだ見つかっていません 。

何をやっているのか、何がしたいのかは不明。

交差点や合流をやり過ごしてほっとしているんでしょうか?

 

走行速度キープがニガテ

フィリピンのドライバーは一定速度で巡航することが苦手な人が多いようです。

フィリピンのドライバーはすぐ加速や減速をしたがります。

 

高速道路においても巡航が苦手なようで追走してると前の車が少しずつ減速していくことはよくあります。

 

車の中でお菓子食べたりオーディオいじったりしてるんでしょうかね?

とにかく運転に集中力が感じられません。

 

上記ドライバーの不可解な行動

実際に時々遭遇する例を挙げます。

私が運転する車の前をフィリピンドライバーが運転していたとします。

 

先行車が例によってスピードが落ちてきたのでワタシが追い越しをかけようとします。

ワタシが追い越す途中、その先行車両に横並びになったぐらいのタイミングで突然、加速する車がいます。

 

相手にとって

  • 追い越されるのが癪に障ったのか?
  • 自分の車が減速していたことにそのタイミングで気が付いたのか?

はたまた別の理由かは解りませんが、とにかく危険、迷惑極まりありません。

 

他にも突然、挙動不審になるドライバーが多いです。

 

大通りで突然減速をしたかと思ったら突然加速をしたり 、

中には大通りの走行車線で突然停車してしまう車もあります。

 

後続車がいるのにお構いなし。

 

動きを観察していると、どうやら目的地付近に到達したものの正確なポイントや駐車場がわからずマゴマゴしてるように見えます。

 

このように後方を全く気にしないしないで
(或いは後続車が後続車が回避してくれるコトを前提に?)

突然動きを変えるドライバーが多いので気をつけましょう 。

 

突然のUターン

 

これはかなり多く見られるフィリピンあるある。

往来でのUターンは当たり前。

完全に周囲の交通の妨げになっていますがお構いなしです 。

 

高架橋(立体交差)の袂や交通量の多い国道など、日本人だったらまずしないと思われるところでフィリピン人は普通に U ターンします。

 

要因として彼らのものぐさな性格とも思えますが

フィリピンは道路があまり整備されておらず、日本と比べれば道路が少ない。

 

だから迂回路が少ないとか迂回すると物凄く遠回りになるといったコトも理由の一つではないかと思います。

  

道が混んでくるとはみ出す

フィリピンのドライバーは混雑してくるとすぐ列を乱します。

隣の車線が空いてればむやみに車線変更。

路肩に隙間があれば容赦なく頭をねじ込んでいきます。

 

そのために本来2車線道路なのが3車線道路になってしまうなんていうのは当たり前。

先述のように反対車線にはみ出して逆走してくる車も多いです。

 

この辺りについては世界的にると、日本人は極端にお行儀が良い。

そのため特に目立って見えてしまいます。

  

夜間は常にハイビーム

 

彼らにはロービームを使うという習慣があまりないようです。

 

日本は道路も街灯も整備されているし、

何より日本人は人に『迷惑をかけてはいけない』という崇高な精神を持っています。

 

そのため日本でハイビームを使うというのはとても気が引けるんですが、

街灯が整備が遅れているフィリピンではハイビームが標準です。

 

そのため夜間運転時は対向車のヘッドライトが非常に眩しく危険です。

私は対向車がいるところではほとんどハイビームを使いません。

しかしフィリピンの運転で安全を重視するのであれば、ハイビームを使った方が良いかもしれません。

 

  • フィリピンでの運転経験があまりない人
  • ヘッドライトの幻惑に弱い人
  • ハイビームの光で目やられちゃう人

などは夜間の運転を控えたほうが良いと思います。

日本人が気を付けるべきフィリピンでの運転のコツ

 

ここまでフィリピンの運転におけるカルチャーショックや、日本人のイライラの原因について解説してきました。

 

日本とフィリピンのキャップを踏まえた上で、特に

 

『日本人がフィリピンで気を付けるべきコト』

と言うか安全に運転するための心得について提案します。 

 

心得について詳細に話せば色々あるのですが、強いてひとつだけ挙げるとしたら

『焦らずイライラしないで待つこと』です。

 

元々、時間を無駄にぜいたくに使うフィリピンの人たちはこの『待つ』ことが得意。

逆に時間に追われて生きてる日本人は『待つ』コトがニガテです。

 

渋滞が多い上、道路環境もドライバーの運転マナーも悪いフィリピンでは日本では予想できない展開が多くイライラが募りがちです。

 

これが原因で注意力や集中力を欠いてしまうことで事故が起こりやすくなります。 

 

  • 周りがノロノロ走っている時は自分もノロノロ走り、無理な追い越しを避ける
  • ジープその他の前方車両が突然止まったらそれに合わせて止まり、そして待つ
  • 対向車のハイビームが眩しかったら減速して安全が確保できる速度を保つ

 

これらを繰り返してイライラしない体質を作りつつ、

奇想天外なフィリピンの交通環境に対する『予測力』を養いましょう。

 

『安全運転』これすなわち『危険を予測すること』です。

これには経験を重ねることも大事かと思います。

常にこの意識を持つことで 予測力が向上します。

 

最終的にはフィリピン人の国民性というか彼らの動きにならうということになります。

郷に入らばなんとやらです。

 

『待つ余裕』を持つことと『譲る』コトはフィリピンの交通では全く異なる

 

注意点として、今述べてきた話と『譲り合い』を混同される方もいるかもしれません。

しかしその2つはフィリピンの交通では全く違う意味を持ち、違った結果を生みます。

 

あなたが道を譲ることは否定しません。

しかし譲ってもらうことを前提に考えるのはあまりお勧めできません

 

日本では合流時などに譲り合うことで1台ずつ交互に入るというのが秩序とされていますが

フィリピンではちょっと違います。

 

『割って入る』のが秩序です。

 

強引に行くという意味ではありません。

相手に『割って入るよ』ということをアピールしつつ譲ってもらうという意味です。

 

  • 合流の時
  • 駐車駐車場から大通りに出る時
  • 左折する時の対向車とのやり取り

 

など、相手との距離を詰めて頭をねじ込まないといけないということが多々あります。

先ほど解説した『割り込むために使うパッシング』これを使うのはこれらの時。

安全に行くために割り込むことを相手にアピールするんです。 

 

無理にせめぎ合う必要はないのですが

この『割って入る』という感覚を少しは持っていないと支障があります。

特に都市部では混雑時に一向に前に進めない、なんていうことが起きてきます。

 

私も実際に経験しました。

  • ハイウェイなどの大通りで信号のない場所で左折するとき
  • 対向車を横切らないといけない時

 

こういったケースでは少しずつ左方向ににじり寄り、さらにパッシングするなど 

自分から『割って入る』行為をアピールしないといつまでたっても左折できません。

 

  • 時間にゆとりを持って運転に望み
  • 入るところはしっかり割って入る

という柔軟さが必要です。 

 

動画で解説

まとめ

 

日本とのルールやマナーの違いについて

  •  フィリピンは右側通行左ハンドル
  •  ハンプに注意
  •  ジープの後方の走行時は注意
  •  パッシングの意味が逆

 

フィリピンドライバーの特徴について

  •  交差点進入時超ゆっくり
  •  交差点を過ぎてもノロノロ運転
  •  一定速度での走行がニガテ
  •  突然のUターン
  •  道が混んでくるとはみ出す
  •  夜間は常にハイビーム

 

これらのカルチャーショックやドライバーの特徴に対する心構え

  •  まずは焦らずイライラせず待つこと
  •  そして譲り合いではなく割って入る行動を示し、相手にアピールすること

 

この『フィリピンの運転あるある』については他にも数限りなくあったんですが、キリがないのでこのくらいにしておきました。

 

他にもこんなあるあるがあるという方はぜひコメント欄でお寄せください。

お待ちしております。

 

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この記事を書いている人 - WRITER -
元自動車セールスマン&メカ。 奥様はフィリピン人。 38歳でフィリピンでの起業を決意!41歳で移住。 現在フィリピンで自営業をゆる~く展開中。 フィリピンでの文化、生活についてもご紹介していきます。
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Comment

  1. Koki より:

    香港で2週間入院しました。
    肺炎の治療は1週間程度でしたが、退院寸前に院内でインフルエンザに感染して更に1週間入院しました。
    退院した頃には体重が10㎏落ち、体力も激減で退院後もしばらくはまともに生活できませんでした。
    そうこうしているうちにコロナの規制でフィリピンに入国できなくなり、現在に至っております。
    今では香港で高級懐石店のマネージャーをしながら、フィリピンのお店も何とか維持している状態です。

  2. Koki より:

    ご無沙汰しております、お久しぶりです。
    実は私コロナ流行前の去年11月にに肺炎にかかり、フィリピンから香港に戻り治療をしているうちにフィリピンに再入国できなくなってしまい、やむなく香港で生活を送っており我がモンテロスポーツを久しく運転できていない状況です。

    フィリピンでの運転、まさしく貴殿のおっしゃるとおりですね。
    自分はもともと大阪人でイラチの性分ですから、フィリピンでの運転はストレスの塊、疲れが倍増します。
    しかし自分の実感として正に貴殿のおっしゃるところに注意していれば、割と前へ前へ行け、スムーズに運転できること請け合いですね。

    今は香港で運転できないストレスに苛まれています。www

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