想定外が日常!フィリピン移住に必要な【生活費以外の貯蓄】経験者語る
今回はフィリピン移住とお金のハナシ。
過去に『フィリピンの生活費』について記事を書きました。(約4400文字、11分程度)
『フィリピンの生活費』について動画でご覧になりたい方はコチラ(約43分)
今回は『生活費』以外の貯蓄などの必要性について自身の経験や思ったことについてお伝えします。
『貯蓄』持ってますか?
『おカネが無いから移住する』という考え方にはワタシは賛同できません。
生活費の記事でもお伝えしていますが、フィリピンでお金を掛けずに生活できるのは『生活の質』を落としているから。
『質を落とす』というのは住まいがボロイとか食事が質素とかの他に、
『リスクを取っている』『セーフティネットの外に出る』と言うコトも含まれます。
まず前提として、日本で生活している人は日本の社会から手厚い保護を受けています。
誰もが適切な医療を受けられるし、困窮すれば生活保護も受けるコトも出来る。
生活保護でもフィリピン水準と比較すればかなり質の高い生活が可能です。
日本国憲法にある『基本的人権』ってのが保障されているんですね。
おカネが無い人は海外移住ではなくて生活保護を受けるコトが妥当だと思います。
海外に移住することでその多くの【日本の恩恵】が受けられなくなります。
それがリスクです。具体的な例を挙げます。
貯蓄が必要な理由その①日本の医療保障から外れる
フィリピンの医療費は高額なうえ、日本のような充実した医療保障制度はありません。
フィリピンで適切な医療を受けるためにはある程度まとまったお金の準備が必要です。
日本の海外療養費制度を使うにしても全額補償ではありませんし、
保険金は日本に戻ってからの還付申請、⇒訂正、郵送申請可能な場合もあります。
申請から時間を要する(自治体により異なるが、数か月程度)
ため、一時的に医療費全額を支払わなければいけません。
また、急なケガや病気、伝染病などは療養のために日本に戻る事が難しいケースもあるでしょう。
日本の健康保険を維持されたい方は下記の記事を参考にしてください。
貯蓄が必要な理由その②予定外かつ急な出費が多い
フィリピンの親類がいる場合はお決まりの医療費の援助など。
ワタシの場合は移住初期に予定外のタイミングで新車を購入するハメに…。
購入に至る経緯については別記事に詳しく書いています。
フィリピン人の親類がいない場合でも『急な出費』はあり得ます。
セットアップ(空港職員や警察官までグルの詐欺)や不当逮捕から逃れる場合などなど。
万が一刑務所に放り込まれた場合、想像を絶する監獄生活。
オマケに司法は手続きが遅い。
基本的人権が保障されていない国では、自分を守るためにある程度の『お金』は必要だと筆者は考えます。
稀なケースではありますが、ある知人から聞いたハナシ。
イミグレーションに提出したVISA申請の書類を役所が紛失。
その後、経緯確認や必要な処理を弁護士に依頼。
結局その費用は自己負担。
役所に苦情を入れたところで費用の保障などされません。
上記のように、理不尽かつ責任の所在があいまいです。
自分に非が無くても費用は自分で賄わなくてはなりません。
移住したいけど貯蓄がない人はどうする?
『貯蓄は無いが移住したい!』
という方もいるでしょう。
安心してください。移住は可能です。
だがしかし、リスクは取らなければいけません。
お金が無いならお金の無いフィリピン人の生き方から学びましょう。
医療費が無いなら人を頼る。
ダメなときにはあきらめる。
犯罪に巻き込まれた時には『カネが無い』とあきらめる。
役所の手続きが滞ってもあきらめる。
※時として不法滞在などの不法行為に至る場合もあります。
「困窮邦人」と呼ばれる人の多くはこうやって生きているのではないかと思います。
ただし、フィリピン人のソレとは差が出ます。
それは『あなたが日本人=外国人』だから。
周りがあなたを「日本人=おカネがある」と思っている以上、
フィリピンの親類が金に困ればアナタに無心するでしょう。
セットアップなどの犯罪のターゲットにされやすいでしょう。
仮にアナタが不法行為をしたとすれば周りは『外国人なのに』と厳しい反応をするかも知れません。
つまり一般的なフィリピン人よりトラブルになりやすい。
フィリピン人以上にリスク管理に敏感になる必要があります。
現にフィリピンでは日本人がトラブルに巻き込まれ殺害されるケースが少なくありません。
まとめ
ワタシは様々なトコロで言っていますが
「フィリピンは日本以上におカネがモノ言う社会」。
ただ思いもよらぬトラブルもあれば、思いもよらぬトコロから救いの手が伸びることがあるのもフィリピン。
少ないお金でフィリピンで幸せに暮らす日本人も多いです。
ただ移住の初心者や未経験者に言いたいコトとしては、おカネを備えておくに越したことはありません。
次の記事では『生活費以外のおカネの管理』について、ワタシの経験を基にお伝えします。
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Comment
>日本の海外療養費制度を使うにしても全額補償ではありませんし、
>保険金は日本に戻ってからの還付申請になるため、一時的に医療費全額を支払わなければいけません。
戻らなくとも、フィリピンから郵送で申請できます
クレジットカードの旅行傷害保険が使えれば(日本出国3ヶ月以内)カードでお支払いで完結
損保の旅行傷害保険に入っていれば(最長2年に一回は帰国が必要)手厚い
で、海外療養費制度と旅行傷害保険二重取りできます
旅行傷害保険で全額支払ってもらえばその7割(日本の保険が効かない(救急車代とか)分は別)が利益?です
別の話ですが、日本に住所とクレジットカードがあれば楽天アンリミット便利ですよ
今なら
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1年間利用料無料
フィリピンと日本の通話無料
フィリピンで(多分スマートローミング)一ヶ月2Gまで無料
使ってみる価値あり
まこさん
いつも情報提供ありがとうございます。
訂正しておきます。
旅行保険や楽天アンリミットは海外と日本を行ったり来たりのヒトには便利ですね。
無料ないし安価な海外旅行保険はそのほとんどが3か月以上滞在してしまうと保証が不十分なので、それ以内で行き来してればアリだと思います。
医療に関しては別記事もありますのでこちらもどうぞ。
⇒https://philippine.yokohama/medical/