~フィリピンで生活しながらビジネス~

フィリピンのチップ事情と相場・そして準備~欧米との違い~

村田 大輔
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村田 大輔
元自動車セールスマン&メカ。 奥様はフィリピン人。 38歳でフィリピンでの起業を決意!41歳で移住。 現在フィリピンで自営業をゆる~く展開中。 フィリピンでの文化、生活についてもご紹介していきます。
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海外旅行慣れしない人は『フィリピンってチップどうしたら良い?』って、なりますか?

 

フィリピンはスペイン、アメリカの統治下の時代があり、その名残か『チップの文化』があります。

が、結構いい加減です(笑)

 

そこで今回は、私の知る『フィリピンのチップ~欧米との違い、その相場~』についてまとめてみました。



私が感じるフィリピンのチップ文化の『地域差』

 

フィリピンではタクシードライバーにチップをねだられることがしばしばあります。

2012年にマスターカードが行った調査では、チップを渡す比率が高い国としてフィリピンが上がっていました。

その数なんと75%。(ウィキペディアより引用)

 

しかし個人的な所感ですが

『ほんとかなぁ~?』

 

て気がします。

実際に1年以上フィリピンで生活してますがチップを渡す比率がそんなに高いとは思えません。

 

私の住むブラカン州マロロス市はいわゆる地方都市。

地元マロロスでチップをあげてるのを見かけると言えば

 

  • ガソリンスタンドでスタッフにタイヤのエアチェックをしてもらった時
  • 駐車場のスタッフに誘導してもらった時

 

ぐらいでしょうか?

あとはテニスコートで球拾いの子供たちにあげるくらい。

飲食店などでチップを渡してるのを見かけません。

 

私の思うところ、『地域差』ではないか?と。

 

  • 大都市へ行けば行くほどお金に対して世知辛い(カネを取ろうとする)
  • 外国人はお金をたくさん持ってるのでもらいやすい(と思われている)

 

といった事情から

 

  • マニラやセブなどの大都市部
  • 外国人の多い観光地

 

あたりはチップの文化がある、というよりフィリピンの場合は

『チップビジネス』的慣行がある思います。

 

なので、フィリピンでは地方都市や田舎へ行ったときはあまりチップを気にしなくて良いかもしれません。

 

欧米とフィリピンのチップ文化の差

欧米ではチップの支払いは『義務』です。

きちんと相場が決まっています。

 

欧米ではレストランのウェイトレスの給料はチップを受け取ることが前提に設定されています。

つまり、給料は少ない、ないしほとんどないというコト。

 

店側はその代りにチップ相当額に対して税金を支払っています。

税法上、売上額+見込みチップ額が課税対象額。

 

課税されてるから、チップの相場が決まっているのです。

ややこしい話をはしょると、客がチップの支払いを拒むと

 

  • ウエイトレスは身入りが少なすぎて食べていけない
  • 店は客が支払った額に見合わない余計な税金(見込みチップ額に対する税)を支払うことになる

という事態に陥ります。

 

欧米でチップを払うことを拒むのが

『マナー違反』以前に『義務違反』

であるということがお分かりいただけますでしょうか?

 

しかしフィリピンはそういった税金とかのシステムではないので、『義務』じゃあないんですね。

あげないからと言って店に損害を与えるということにはなりません。

 

 

フィリピンにおいてはチップとは違うある慣習が

しかしフィリピンには『皆が一律に支払う』チップとはまた違った慣習があります。

それはクリスチャンの教え。フィリピンはキリスト教国。

 

その中の教えに『富は分け与えるもの』というものがあります。

つまりお金に余裕があるのなら無い者に与えなさい。というもの。

 

タクシーは『お金持ちの乗り物』です。

庶民はジープ、バス、トライシケルを使います。

 

そしてタクシードライバーは『社会の底辺』の労働者たち。

大概はタクシーのオーナーではなく雇われドライバーです。

 

ここに『分け与えるのは当然』という発想が生まれるわけです。

日本人には馴染みにくいと言うか非常識に感じるかもしれません。

 

欧米もキリスト教の影響があるにせよ、『チップはマナーであり義務』という欧米の考え方に対して

この国の『チップ』は上記の慣行がベースになっている気がします。

 

しかしこの国のチップには相場がない。どのくらいあげようか。

 

この『チップ』の定義があいまいな国で困るのが『じゃあ、いくらあげたらよいのか』ということになります。

欧米のようにぴっちりと決まった相場がありません。

 

ここからはあくまで個人の意見となりますが、相場がないので『各々で決めればよい』と思います。

 

フィリピンは欧米のように『チップ=義務』ではないので、もらう側だって『もらえればラッキー』でしょう。

またサービスが悪ければあげなくてもいいと思います。

大まかな相場(というか私の場合)

 

  • マッサージのスタッフに20ペソ程度
  • ホテルのベルマンなどには10~20ペソ程度
  • サービスチャージのない高級レストランで50~100ペソ程度(サービスチャージの請求がある場合はチップ不要)

 

で十分かと思います。

これより多く渡すことは悪くはありませんが、極端に多すぎるのはあまりよくないという意見もあります。

 

これはチップをもらう側が

『日本人ならこれくらいもらえるのが普通』と勘違いするからとか。

 

これは現地にいる日本人から見れば迷惑な話です。

普通にチップ渡したらケチ扱いされかねません。

 

タクシーの場合

他の記事に書きましたが、タクシーのチップについて多数の方に意見を求めたところ、

 

参考記事

マニラぼったくりタクシー!フィリピンの達人たちに聞く戦い方とかわし方

 

  • 『おつりは取っといて』程度の小銭

あるいは

  • チップをねだられた場合、メーター料金のほかに50~100ペソのチップ

 

というのが一般的というか許容範囲のようです。

 

 

チップが浸透していないだけに…

チップの渡し方として、『おつりは取っておいてください』的な渡し方はスマートだし楽でよいのですが、

ほとんどの局面ではチップは現金(コインより紙幣がベター)で渡すことになります。

 

欧米みたいにチップ分もカードで支払いとか、そんな便利な国ではございません(笑)。

 

大きい紙幣は極力早めに崩してチップ用に20、50ペソの紙幣は常時多めに持ち歩くようにしましょう。

小さい店では釣り銭が無いなんてのも当たり前に起きます。

 

まとめ

 

  • 田舎はあまり気にしなくてよい
  • フィリピンではチップの慣習はそんなに厳格ではない
  • あげるかどうか、またいくらあげるかは個人の裁量で(でもあげ過ぎるのも良くない)
  • 日本人には不得意な『宗教』による考え方もあるので配慮が必要

 

といったところでしょうか?

 

本来の『チップ』は感謝の意の現れです。

ここに書いたことがすべてではありませんし、額の多い少ないがあっていいと思います。

 

海外だとつい浮かれがちになりますが、相手に示す『気持ち』と一緒に周りに対する『配慮』も忘れずに…




 

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