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フィリピンの言語の種類~【最低限】押さえておきたい言葉の諸知識

 
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元自動車セールスマン&メカ。 奥様はフィリピン人。 38歳でフィリピンでの起業を決意!41歳で移住。 現在フィリピンで自営業をゆる~く展開中。 フィリピンでの文化、生活についてもご紹介していきます。
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[実際]に使うフィリピンの言語の種類 主要言語とその他の言語 万能なのは何語?

フィリピンは多言語国家です。

 

  • 第一公用語はフィリピノ語。(≒タガログ語)
  • 第二公用語が英語

 

そのほかに地方の言語が170種類あるといわれてます。

多くのフィリピン人がこれらのうち2つ以上を話します。

 

『どんな言語をどの地域でどのくらいの人が使ってるか?』

 

今回はこんなテーマでまとめてみます。

また、1言語国の日本と多言語国のフィリピンのギャップについても解説します。

 

※記事中の推定話者数などの統計的数字はネットで調べたモノですが、

フィリピン在住者としては若干の違和感(そんなに多いか?的な)を感じます。

 

しかし何をもって推定話者なのか分かりませんので、あくまで参考としてご覧ください。




 

タガログ語

 

もともとマニラとその周辺地域で話されていた言葉。

これが標準語(正しくは第一公用語)とされたそうです。

 

第一公用語なので話せる人が多いです。

人口約1億の内、タガログ語の推定話者数は約7000万人。

約7割のフィリピン人がタガログ語を話せるらしい。

 

私の住む地域の地方語でもあるので、私の住むエリアはみんなタガログ語です。

私は現在、店番しながらお客さんとの売り買いをタガログ使いながら勉強中です。

 

英語

多くのフィリピン人が英語も話します。

フィリピンにおける英語の話者数は約9000万人で世界第3位と言われています。

英語を話せる人が多いのは確かですがこの数字にはちょっと疑問が。

 

統計では全人口の92.5%が英語を話せるということらしいですが、いいとこ7~8割じゃないですかね?

あくまでフィリピンに1年半住んでる私の感覚ですが。

 

フィリピンでどのくらいの人が英語話せるか?

 

感覚的にお伝えすると

 

『中学校まで真面目に勉強しとけば普通に会話は出来る』

 

私のフィーリングですがこんな感じだと思います。

 

フィリピンで英語教育が始まったのはアメリカ統治時代。

その英語教育を受けた人達が大人になり、やがては

 

『自分のに子供普段から英語で話しかける』ようになったと言います。

 

現在ではそれがスタンダード。(但し教育の行き届いた家庭だけですけどね)

実際に奥様の親戚が現在それをやってます。(0歳と3歳)

 

その効果からか小学校低学年くらいで英語ペラペラ…っていう子を時折見かけます。

 

このくらいフィリピンでは言語教育に力を入れています。

がしかし、フィリピンには教育が行き届いていない層が一定数存在します。

 

その数は貧困率という数字で見ると20数パーセント。

貧困層で英語がきちんと話せる人は少ないと思います。

 

私が通うテニスコートで球拾いなどのバイトしてる子供たちはみんな貧乏な家の子。

ちゃんと学校に行かないからほとんど英語が話せません。タガログのみです。

そんな彼らも数字だけはスペイン語もマスターしています。

ビンボーでも買い物とビンゴはするからね(;^ω^)

 

もちろん英語を話せる貧困層もいるかもしれませんが、あくまで少数派。

その辺りを踏まえると90%以上のフィリピン人が英語を話せる?さて…?

 

逆にテニスのプレーヤー達は学者や役人、お金持ちが多いです。

普段の会話はタガログですが外国人の私には流暢な英語で話しかけてくれます。

私、英語ちゃんと喋れるわけじゃないので私の英会話学習の場となっています。

(テニスの話はこちら殿様テニス~フィリピン移住してもテニスを続けたいあなたに~

 

セレブじゃなくても行きつけの床屋の兄ちゃんですら英語で話してくれます。
(こっちはたどたどしい英語ですが)

 

余談

私のある知人(フィリピン人)は小学校の教員やってますが英語が全然話せません。

それアリかい!?( ゚Д゚)

ごく稀な例だと思いますが、そんなヤツもいます。(笑)



スペイン語

フィリピンは昔、スペインの植民地でした。

長年の支配の影響で、言語にもその名残が多くみられます。

 

私はスペイン語は詳しくないのですが、地名にはスペイン語の(っぽい)地名が多いです。

  • サン・~とか 
  • エル・~とか

地名は英語読みじゃなくてスペイン語読みになるものが多い。

 

また、タガログ語の中には英語やスペイン語からの借用語多いです。

(日本語でいうとカタカナ英語みたいなヤツ)

 

借用語の例

  • 銀行⇒   バンコ (タガログ=スペイン語)      
  • ガソリン⇒ ガソリーナ (タガログ=スペイン語)    
      

フィリピン人が日常的にスペイン語で会話してるわけではない(見たことがない)のですが、

なぜかタガログの会話の中で数字だけはスペイン語も日常的に使われてます。

 

店で売り買いするときもスペイン語の数字が出てくるので勉強しました。

 

2桁までの数字(99まで)はスペイン語も多く使われます。

ビンゴもスペイン語でやるのが普通らしいです。(やったことないけど)

 

その地域独特の言葉について(地方語)

 

日本でいうと方言みたいなものだと思うんですけど、ちょっと違うらしい。

文法とかも違うんですかね?セブアノ語、パンパンガ語、ビコール語、イロカノ語、

などなど…

 

その数172種類!! 

 

日本の方言でもこんなにたくさんはないですよね。

 

あのフィリピン人は何語? ~初心者向けのざっくり言語分類知識~

 

『知り合ったあのフィリピン人は何語を使うのか?』とか

『ビサヤ語ってどの辺の地域で使ってるの?』とか調べる方も多いんじゃないかと思います。

 

その辺の分かりにくい部分をフィリピン初心者向けに解説してみようかと思います。

 

私が調べた時に紛らわしいと感じたこと

 

フィリピンには170以上の言語があるといわれ、その中でも100万人以上が話す言語だけでも10以上。

タガログ語、セブアノ語、イロカノ語、イロンゴ語、ビコール語、ワライ語、パンパンガ語、パンガシナン語など。

 

上記はフィリピンの言語分布図です。

フィリピン人から『~語だよ』と聞いたが地図にないものがいくつもありました。

 

どうやらこういったお堅い資料と現地人とでは言語の呼び方が違うようです。

 

ビサヤ(ヴィサヤ?)

昔、私が上記の地図を見て思ったのは

 

 私『ビサヤ語ってどこやねん?』

でした。

 

日本のフィリピンパブにもビサヤ出身のフィリピーナがたくさんいます。(笑)

 

『ビサヤ語』はタガログ語に次いでフィリピンで2番目に話者の人口が多い言語です。

有名なドゥテルテ大統領もビサヤ地域の出身。

 

なぜ地図にないか?

調べたら分かりました。『セブアノ(Cebuano)』≒『ビサヤ』でした。

推定話者数は約3000万人。

よく見ると『Cebuano』の他に『~Cebuano』の地域がたくさん。

 

私の知る限り『セブアノ』っていうフィリピン人は一人もいません。

私の住んでるタガログ語圏に人たちはみんなひとっくくりに『ビサヤ』って言います。

 

言語分類的には違いがあるでしょうが、フィリピン人にそんな厳密な知識はいらないとおもいます。

全部『ビサヤ』でOK。逆に『セブアノ』だと伝わらないかも?

 

フィリピン語?フィリピノ語?

 

この『フィリピン語』『フィリピノ語』っていうのも使ってないですね。

全て『タガログ』です。フィリピン人は全て『タガログ』って言ってますね。

 

厳密には国語として制定された時に上記の『フィリピン語』『フィリピノ語』という呼び方を決めたようです。

ほぼタガログなんですが、タガログ以外の話者の反感を買わないように配慮したものだと言われています。

 

フィリピン語、フィリピノ(ピリピノ)語とタガログ語は『ほぼ同じ』と考えて良いと思います。

フィリピン人相手には『タガログ』と言うのが無難でしょう。

 

他にも

  • イロカノ?イロコス?⇒同じ(この地域の出身者はイロカノって言ってました。)
  • ヒリガイノン=イロンゴで大丈夫っぽい。
  • パンパンガ、カパンパンガ、カパンパンガン、パンパンガン⇒全部一緒。

 

多言語国家の問題(大変なところ)

 

フィリピンでは英語も話せない人は社会出ても出世できません。

ビジネスでの契約書や役所関係の書類はすべて英語。

 

加えてフィリピンは学歴社会。いい大学を卒業しないといい職業には就けません。

マニラやその近郊の有名大学ではタガログ語が必要。

 

こういった事情から地方に住んでる人は日常の言語の他に

  • 第1公用語のタガログ
  • 第2公用語の英語

この2つをマスターしないと社会進出と質の高い教育を受けることが困難ということになります。

 

なので

  • マニラ近隣のタガログ語圏の人  最低2言語 (タガログ語+英語)
  • ほかの地方の人   最低3言語  (地方語+タガログ語+英語)

 

を覚えないといけないということに…

ほかの教科を学習する時間が割かれてしまいます。

語学に偏りがちなせいか、フィリピン人は語学は得意ですが計算が苦手な人が多いです。

 

まとめ

 

偉そうなこと書いても私はほとんどしゃべれません(笑)英語少しだけ。タガログはほとんどしゃべれない。

現地で見たものと少し調べた情報で書いてみました。

 

かなりざっくりまとめると、言語の種類が多いフィリピンにおいて

 

どこに行っても使える言語を強いて挙げるなら

『英語』だと思います。しかし前述の通り、学の無い貧乏人には通じません。

 

便利に生活したいなら…『英語』

 

しかしフィリピン人とより濃い人間関係を作りたいのであれば

『タガログ等の現地語』がベストだと思います。

 

英語は彼らにとってはあくまでサブ(第2ないし第3言語)なので、心情やニュアンスが伝わりやすいのは『現地語』です。

 

余談

私の奥様のひいじいちゃんはスペイン人で、移民でフィリピンにやってきたそうです。

奥様曰く、「だから私はスペイン語もわかる」

と豪語してますが、彼女のスペイン語を聞いたことありません。

 

多分外人なのでビッグマウスなだけだと思います。

まあ、最低でもスペイン語の数字がわかるからウソじゃないしね(笑)

 

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