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~フィリピンで生活しながらビジネス~

インスタントラーメンから『フィリピンと日本の価値観の差』を紐解く

 
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元自動車セールスマン&メカ。 奥様はフィリピン人。 38歳でフィリピンでの起業を決意!41歳で移住。 現在フィリピンで自営業をゆる~く展開中。 フィリピンでの文化、生活についてもご紹介していきます。
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過去にフィリピン人の価値観というか金銭感覚について書きました。

フィリピン庶民の金銭感覚と金銭管理【現地サリサリオーナー語る】

今回は日常生活におけるちょっとした『フィリピン人と日本人の価値観のギャップ』について考えたときのハナシ。

 

最近のマイブーム。『野菜だくさんのヘルシー(?)インスタントラーメン』

 

最近はミリエンダ(おやつ)にインスタントラーメンを食すことが多い。

しかし具なしじゃ全く物足りない。

そこで店にある玉ねぎ、トマトなどの野菜や卵を入れ、さらにコショー、トウガラシの粉末、日本食材店で買ったゴマなどの香辛料で風味をアレンジ。

もともとは店の売れ残りの野菜を使ったのがはじまりだが、最近じゃハマってしまい新しい野菜でも使ってしまう…(;’∀’)

 

作り方も簡単。刻んだ野菜を1分くらい茹でたらその中に麺を放り込み、その約1分後に卵を投入。

その後1~2分(お好みの固さに)で出来上がり。

 

こうすることで飽きずに食べられるし、野菜が不足しがちなフィリピンの食生活を補える。

しかもフィリピンのインスタントラーメンは日本のそれよりやや小さいので、ボリューム不足も補える。

 

難点はトマトや玉ねぎは煮るとかなり熱を持つ。

フーフーして麺が丁度よい温度になっても、大量に入れた野菜で口の中をヤケドすること受け合い。

 

フィリピン人はインスタントラーメンに具など入れない

 

通常、フィリピン人はインスタントラーメンにわざわざ具を足したりすることはない。

やるとしても卵を一個落とす程度。

 

この画像はフィリピンの某インスタントラーメンのTVCMの一コマ。

CMでは内容物を見せるためにガラスのボウルを使うのが定石のようだ。

 

ラーメンにはごくごく小さな具が入っているが、CMの演出でもこの程度。具を足す文化は皆無と言って間違いない。

 

もともと『食事を美味しく食べるために工夫する』という意識が日本人と比べると乏しいフィリピン人。

手軽さがウリである『インスタントラーメン』に日本人みたいに凝る人はいないのだ。

 

この『野菜だくさんのヘルシー(?)インスタントラーメン』のトッピングがナンセンスか否か

 

話は戻るが私のブームである『野菜だくさんのヘルシー(?)インスタントラーメン』がフィリピン人の目にどう映るのか?勝手に考察してみた。

フィリピン在住が1年半。少しはフィリピン人の感覚がわかってきただろうという私の思い込みの独断と偏見による考察である。

 

日本人からしたら『ごく当たり前』とも思えるこのインスタントラーメンに具を投入する行為。

『コストの比重』という視点から考えてみた。

まず、このフィリピンのインスタントラーメンは8~15ペソ(20~30円)程度。※サリサリストアの価格

カップラーメンが小さい方で20ペソすることを考えると、カップと具がない分かなり低コスト。

フィリピンは食べ物は安いが梱包材などの材料は高い。

 

ここいらで外食をすれば安いモノでも50ペソ以上することを考えると、

日本人がインスタントラーメン+αで食事を済ませるのに近い感覚かもしれない。

 

問題はその『安くて手軽』なインスタントラーメンに投入する具のコスト。

 

私の調理例だと

  • トマト2個(フィリピンのは小さい。2個で日本のトマトの半分くらい) 4ペソ
  • 玉ねぎ2個(同上。) 8ペソ
  • 卵1個        7ペソ
    ※いずれもサリサリ価格

調理に使った材料。具の合計19ペソ。(野菜の価格は時期により異なります)
※タバコはサイズの目安として。

 

これに対しうちの店で買うインスタントラーメンは1つ10ペソ。

10ペソのラーメンに19ペソの具を盛ることになります。しめて1人前29ペソ。

 

これは車やバイクに置き換えて考えれば、

『100万円で買った車に190万円の改造費をかける』のに近い行為かもしれない。

 

この昭和のプライベートチューナーのような散財っぷり。

同じ趣味の者同士ではちょっとした『武勇伝』となる。

この手合いのバイク・車は現在のフィリピンで多く見受けらる。

 

  しかし端から見ればただの『きちがい』  

 

日本の『トッピング全部のっけ』などを知らないフィリピン人にとってはこのバランスはもはや

『暴挙』と言えるかもしれません。

 

まとめ

 

フィリピン人にしてみれば『そんなにカネがあるならほかのもん食えよ』みたいになるんじゃないかと思われる。

が、しかしラーメンの好きな日本人の私からすればコストパフォーマンスの良い『ごちそう』である。

 

先の話の改造費で散財した車のオーナーしかり。あくまで『自己満足』である。

    『それでよい』のである。

 

食に手間とコストを掛けるというのはそれすなわち「文化」なのである。

端から見れば「クレイジー」。

しかし『車のカスタム』も『トッピングしたインスタントラーメン』もそれぞれがその土地の文化。

 

周りから見ると『クレイジー』な私。

しかし私は元々外聞をはばからない性格であるうえ、フィリピンに来てからますますはばからなくなってきた。

海外で暮らすとそうなってくる。

 

逆の例を言うと、見栄を張らない在日のフィリピン人がフィリピンに帰ると、突然体裁にこだわるようになる。

そんな人達を何人か見てきた。完全に社会と一体化することが難しいアウェーでは見栄や世間体は不要なのかもしれない。

 

我が身を振り返ってそんな思案にふけったある日のおやつの話でした。

 

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