～車のプロが教える！車のキーを閉じ込みした時の備えと解錠方法～

～車のプロが教える車のキーを閉じ込みした時の備えと対処法～

 

先日、テニスコートの仲間がキーの閉じ込み（インロック）をしてしまいました。

 

閉じ込み（インロック）とは車室内にキーを残したままドアロックしてドアを閉じてしまった状態のこと。

キーが車内なのでドアロックが開けられなくなってしまう状態です。

 

その時はカギ屋を呼んで解決しましたが、焦りますよね？時間もロスするし…

 

コートの友人達は私が元自動車整備士なのを知っているので、『何とかならんのか？』と私に聞いてきましたが、正直なところ何ともなりません( 一一)

 

子供たちの後方でカギ屋さんがロック解除を試み中。(子供たちは関係ありません)

 

私（整備士）はカギの専門家ではないので錠前の中身については専門外。

 

一昔前の車ならばドアパネル内に特殊な工具を入れてロックを外したりもできますが、今の車は対策されているので開きません。
（その特殊な工具も無いし…）

 

カギ屋のバッグの中身。山の様なスペアキー（？）まさかコレで開けるの？！

出先で車のキーの閉じ込みをしてしまった経験はありますか？また、対処法はご存知でしょうか？

 

キーのとじ込みは意外と多く、JAFのトラブル別出動件数(2018年)

で第３位です。

 

いざという時のために元、自動車の専門家がとじ込み時の対処法をケース別にご紹介します。

 

ケース①　ＪＡＦまたはカギ屋を呼ぶ

 

一番無難な方法です。ＪＡＦなどの業者が対応できない一部の高級車以外はこの方法が有効です。

 

デメリットをあえて挙げれば

 

1. 来てもらうまで時間がかかる
2. お金がかかる

 

※ただし、ＪＡＦ会員がＪＡＦに依頼する場合は無料。

現在では出動中に入会するという抜け道はダメみたいです。

 

ＪＡＦ非会員だと閉じ込みの作業は最低でも12000円以上します。

(；ﾟДﾟ)カギ屋の出張料もかなり割高。

 

もしもの備えでＪＡＦ入会も検討されては？

 

大丈夫ですか？あなたのロードサービス

 

『自動車保険やクレジットカードのおまけでロードサービスに加入しているから大丈夫』

と言っているそこのあなた！！！！

 

確認してみてください！そのロードサービスはキーの閉じ込みに対応していますか？

『キーの閉じ込みは対象外』になっている事が多いです。

 

理由は『ドアロックの解錠は特殊な技術が必要だから』

ロードサービスと保険会社等が提携するのにコストがかかります。

 

閉じ込みに対応できないロードサービス業者もいるので、そういうところと提携しているロードサービスは基本、『閉じ込み対象外』になってます。

 

少し話がそれてきますが、ＪＡＦでもほかのロードサービスでも、緊急時の連絡先を控えて車検証入れなどにしまっておきましょう。

 

緊急時は意外と焦ります。冷静に対処できないときもあるかもしれません。

私は長年、自動車セールスをしていたのでお客さんのトラブル時の対応を数多く経験してきました。

 

意外と、その時冷静に対処してるお客さんって少ないんですよね？

自分も慌てちゃうかも？なんて自覚のある人はぜひ準備を。

 

ケース②　自力で何とかする

 

自力な伝とかしたい方。

できるんです。少々荒っぽいけど…簡単な話、ガラスを割るんですね。

• a,時間的猶予がない
  急いでるとか
  極寒地などロードサービスを車の外で待てないケース
• b,ロードサービスが対応できないような僻地（へきち）
• c,ロードサービスが異常に高額になるケース
• d,私のように異国の地にいながらまともに言葉も話せない
  （サービスの依頼ができない）人、(笑)

など、痛みは伴いますが冷静に判断できれば様々なケースに対応します。

 

被害（額）を最小限にとどめるために割るガラス

 

場所はリアドアのステーショナリ―ガラス。
車種により無い場合もありますが、リアドアのガラスが2枚に分かれていて、小さいほうのガラス。

 

あるいはクォーターガラス。

出来るだけ面積の小さいガラスが被害額が少なくて済みます。
車種によっては

 

ロードサービス＞修理代　となる場合もあるかもしれません。

 

小さいガラスは割るときに注意が必要です。ガラス以外のドアパネル等の部分を損傷してしまうと修理代が跳ね上がります。

 

車のガラスはいざ割ろうとするとものすごく硬いです。先端の尖ったものがないとなかなか割れません。

私の経験では金属バットでも車のガラスを割るのに苦労します。

 

先端のとがったハンマーが最も有効で使いやすいですが、緊急時に車外で入手出来ないでしょうから、

先のとがった大きな石などでガラスをたたき割るのが有効です。

 

ケース③　事前の準備　『隠しキーケース』

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車のキーをケースに入れてマグネットで車の下などに張り付けて隠しておきます。

 

デメリットを考えてみました。

 

• 落下による紛失？　⇒　強力なマグネットなので取り付け場所さえ間違えなければ大丈夫です。

詳しくは取扱説明書をちゃんと読みましょう。

 

• 窃盗犯にキーケースが見付かってしまう？　⇒　100%とは言いませんがはっきり言って『ない』でしょう。

下をのぞいたら見えてしまうような取り付けさえしなければ。

 

いざという時の備えとしては簡単かつ抜群の効果です。

最近普及しているスマートキーだとサイズが大きいですが、最近はそのあたりにも対応しているようです。

 

まとめ

 

いずれの場合もメリットとデメリットがあります。

特にケース②と③は自己の責任と判断にて実施してください。

 

以上、
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でした。