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~フィリピンで生活しながらビジネス~

フィリピンのツーリング心得!初めてマニラをバイクで小旅行してみた

 
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元自動車セールスマン&メカ。 奥様はフィリピン人。 38歳でフィリピンでの起業を決意!41歳で移住。 現在フィリピンで自営業をゆる~く展開中。 フィリピンでの文化、生活についてもご紹介していきます。
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最近ビザの関係で提出する書類の手続きであちこちの役所を行ったり来たりしてます。

移動方法はいろいろあるのですが、

 

車だと渋滞で時間がかかるし、燃料代も大きい。

トライシケルも渋滞に引っかかるし、疲れる。

本当は愛車のDAXを起用したいのですが、登録してないので遠出はちょっと危険。

 

そんなわけで手間はかかるが、トライシケルのサイドカーを外してみた。

作業時間は15分程度。

渋滞で消耗する時間を考えたらサイドカーの脱着で1時間かかってもおつりが来ます。

ちょうど2月で雨も降らないし、こいつでいっちょサンフェルナンドまでNBIクリアランスの申請に。

そしたら快適この上ないじゃないですか~(^^)/

時期も距離も(片道30km程度)ちょうど良かったんです。

 

・・・そこで調子に乗ってさんざんな目に遭ったっていうのが今日のお話です。

ついでにメトロマニラ内をあちこち走ったので、各地の道路事情なんかをレポートします。



マニラまでバイクでトライ

 

『日本大使館に行かなきゃ。』

とある書類が必要で日本大使館へ行くことになりました。これが不幸(?)の始まり。

 

すでにマニラへは自家用車や公共交通機関(バスや電車)で行き来しているのだが、『バイク』は未経験。

 

先日のサンフェルナンドのツーリングで調子にのった私は、

自宅マロロス~マニラ首都圏のパサイ市の日本大使館』片道約50kmのツーリングを企画したのでした。


引用:Google map

 

しかしマニラは渋滞がひどい。

渋滞を回避できるのは深夜か日曜日の早朝ぐらい。

 

それじゃ大使館が開いてないから渋滞に突っ込むしかない…

「すり抜けすりゃ車よりゃ早いかな?」そんなイメージでした。

 

ちなみにMapだと「2時間14分」なんて表示されてますが、行くのは平日の朝です。

おそらくスリ抜け使いまくりでこのくらいでしょう。

 

バイクでお出かけ前の注意事項

フィリピンでバイクに乗るときの注意事項。

バイク乗る人にはおそらく耳タコでしょうけど念のため。

 

長袖と長ズボン

 

ないと日焼けで死亡します(笑)日中長時間走る場合は、首回りの日よけも忘れずに。

 

転倒時以外にも飛来物からの防御のためにも必須です。

後述しますが実際に飛来物をくらいしました。

 

但し雨期に長ズボンだと道路冠水や水たまりからの水しぶき・泥はねをくらいます…

 

サングラス

 

これも言うまでもありませんね?

フィリピンの道路において、眩しさで一瞬でも視界を失ったらソレは「死」を意味します。(おおげさ?)

 

コレも飛来物からの防御に一役買います。

目にゴミが入らないようにスキーに使うようなゴーグルしてる人もいました。

 

できれば暗くなった時の為にヘルメットのシールドなどのクリアレンズも用意しておきたい。

 

カッパなどの雨具

 

ルソン地方では雨の降らない乾季を除けば、覚悟しといたほうがいいと思います。

長時間のお出かけなら雨は回避できないと考えとくのが無難。予報、予想もハズレます。ゲリラ的に降るし。

 

なので乾季のシーズン以外はバイク単独で遠出しない様にしてます。

サイドカー付けてれば屋根&スクリーンがあるしね。

 

かばんについて

 

フィリピンの都市部では車道を歩行者が普通に歩いてます。

車に比べて無防備なバイクを狙ったひったくり等の窃盗もいるらしい。

 

  • リュックや肩掛けかばんを後ろに背負う
  • かばんのファスナー開けっ放し

などは厳禁。信号待ちを狙われます。

トランクケースなどもしっかり施錠しときましょう。

 

マスク

 

排気ガスまみれで1時間以上走ると顔は黒くなるし、鼻毛は真っ黒。

私の場合頭痛してくる…

 

原因が有害な排気ガスなのか慣れない長距離バイクでの疲れなのかはよくわかりません。

でも大気が汚染されてるのは確実。

現在はこんな格好で運転してます。昭和末期スタイル?(笑)

平気な人は要らないかも…

 

出発!各地の道路事情

 

マロロス~モニュメント

 

自宅を朝7時頃出発!

…すでにハイウェイ(有料道路じゃないです)はところどころ渋滞が…

そこはバイクですので、すり抜けながらスイスイと走ります。

この区間はハイウェイで道幅も広い。バイクがすり抜けていくにはもってこいの環境。

しかし怖いのはパレンケ付近とあと路面。

 

パレンケ付近

パレンケ(市場)付近の道路は

  • 車道を歩く・横断する人
  • 路上駐車の出入り
  • ジープの急停車

などが多く危険地帯。速度を落としつつスリ抜けていきます(日本的にはこれでも十分危険。)

 

 

突然悪路になる路面

60km/hくらいで走っていると突然現れる路面の凹み、うねり、段差…

ちょっとケツを浮かせながら走ります。

走行するのに最も適したバイクはモトクロスだと思います。

 

私のホンダTMXはフロントドラムブレーキのしょっぱいビジネスバイク。

でもフィリピンの150㏄バイクでは比較的長いホイールベースと大きいとホイールサイズ。

大きくて重いバイクってこういった道路環境で快適。

小型バイクばっかりのってる私にはちょっとした驚きでした。

 

モニュメントからLRT高架下を進む(Rizal Ave)

モニュメントを抜けてまっすぐ。LRTの高架下の通りをひたすら進みます。

高架の線路下のちょっと狭い道幅、とてつもなく増えるジープの数。

このあたりから道路が「都心」っぽい様相に変わってきます。

 

渋滞の密度もグッと上がります。

ギリギリの車の隙間をスリ抜けるバイクの群れが隙間を埋め尽くして「渋滞」を作ります。

 

都心といえども路面は悪く、路肩に凹の形の溝(深さ20cmくらいある)があったのはビビりました…

左にクルマ、右は落ちたら自力じゃ上がれない溝。崖っぷちを走るスリルです。

 

このあたりを走ってる頃は日も上がってきていて、高架下は日陰になっているのは助かりました。

バイクだと直射日光はかなりきついので、多少の混雑があっても線路下を走るのはアリかもしれません。

 

カリエド付近

 

幹線道路をひたすら真っ直ぐ進むのですが、カリエド付近で突然市街地に迷い込んだ感じになります。

そのまま右へ左へと車の流れに任せて進めばOK。

 

橋を渡るとガラッと風景がかわる。道幅が広がり車線数も増えます。

車の密度が下がり、突然走りやすくなりますがいきなりの広い道路でちょっと慌てます…

 

この先の分岐で左のアンダーパスがタフトアベニュー(Taft Ave)方面、

右に進むとロハス通り(Roxas Blbd)に向かいます。

 

ロハス通り(Roxas Blbd)

いわゆるベイエリア。道幅が広く、道路も景観もきれいです。

一部海を眺めながら走れる区間もあって一気に「ツーリング」的。気分が上がります。

バイクで目指すならズバリこの辺がおススメ。

 

この通り沿いに日本やアメリカの大使館、

通りの付近にイントラムロスやマラテ、エルミタ地区やモール・オブアジア(MOA)ショッピングモールなどが集中する観光エリア。

 

景観がきれいな分、取り締まりは厳しいかもしれません。

日本大使館の近所でバイクの駐車違反?がレッカーされてました。気を付けましょう。

 

注意。レイディアルロード10は危険地帯

大使館とフィリピン外務省(DFA)で無事に用事を済ませて帰路へ。

走りやすいロハス通りを北へ。

 

しかし、そのまま真っ直ぐに進んでトンド地区に入ると一変…

この辺は港湾地域かつアジア最大と言われるスラム地区です。

 

車線数は多く道路は広いのですが、トレーラーなどの大型車両が多くなります。

スラム街だけに道路にゴミが散らかってるし、この辺の人たちはかなり民度は低め。

 

彼らは車が行き交う大通りを普通に歩いて渡るうえ、走行車両にめちゃめちゃ接近してもお構いなし。

時速60km/h以上で飛ばすクルマやバイクから1~2メートルの所まで普通に歩いて接近します。

 

運転してるこっちが悲鳴を上げる…( ゚Д゚)

 

路上にゴミが多い(路上でごみの分別してたりする)うえにコンテナや大型トレーラーだらけ。

何が飛んでくるかもわかりません。

 

走行中腕が「チクッ」としたので上着を脱いで見てみたら鉄の切り粉が腕に刺さってました。

どっかから飛んできたのでしょう…

長袖の上着を貫通して肌に刺さってた。飛ばし過ぎ?

道幅が広くてもあまりスピード出さないほうが良いかもしれません。

かといって止まってはいけません。何に巻き込まれるか分かりません。

 

かといって赤信号で止まらないわけにもいかない…と思ったら信号無視して突き進むフィリピン人が多い。( ゚Д゚)

窃盗などに合うリスクも上がるのでバイクで近寄るのはあまりおススメしません。

 

まとめ

 

注意事項をざっくりまとめると

  • 初心者は雨のシーズンの長距離は避けるべし
  • 装備と防犯をしっかりと
  • トンド地区、港湾エリアは細心の注意を(できればバイクでは避けたほうが)

このほか

  • 高架下走行時は水滴が落ちてくることが度々あります
  • 聞いた話ではバランガイによってはヘルメット装着を禁止している地域もある(防犯のためらしい)⇒不用意に小路に入り込まないほうが良いかも

当然ですが大通りでノーヘルは速攻で捕まりますのでご注意を。

 

今回は通りませんでしたが、MRT沿いのエドサ通りもマニラの主要道路。

メトロマニラの南北をつなぐ大動脈です。路面が悪く、混雑しますが道幅が広いし高架下なのでバイクならオススメ。

但し交通違反の取り締まりが多いようなので気を付けましょう。

 

全体を通しての感想としては、

とにかく疲弊します(;´Д`)。そしてまわりの人から「危ないからやめなさい」と言われます。

 

メトロマニラの道路は車も歩行者もとにかく超接近戦。

スリ抜けも日本に比べるとスリリングでかなり神経をスリ減らします。

 

さらにフィリピンの日差しと灼熱、そして排気ガスにヤラレつつ、とどめに服を突き抜けて体に刺さる粉塵!

体力とチャレンジ精神がある人はお試しください…

 

とあるフィリピン在住日本人の先輩に、マロロス~マニラをバイクで3年もの間通勤したという人がいます。

上には上がいますね…(;´Д`)

 

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この記事を書いている人 - WRITER -
元自動車セールスマン&メカ。 奥様はフィリピン人。 38歳でフィリピンでの起業を決意!41歳で移住。 現在フィリピンで自営業をゆる~く展開中。 フィリピンでの文化、生活についてもご紹介していきます。
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Comment

  1. Toko より:

    こんにちは
    私のモーターバイク歴は3年強でその間に2台バイクを購入しました。長期滞在を初めて間もない2013/1にヤマハの110ccのスクーターを購入、当時は125ccもありましたがまだ高価でした。お金を払ったらバイクショップから自宅まで乗って行けと言われたのに驚きました。私は日本では自動二輪の免許はなく50ccの経験しかありませんでしたのでいきなり110ccは大変でした。フィリピンの運転免許は観光ビザでも日本大使館で翻訳したものをLTOに持って行けば切り替えが可能な時代で、ついでにモーターバイクを乗れる免許にしてもらいました。
    その後、ホンダの125ccに買い替えましたが2016年に車を購入したのでこれも処分しました。こちらは個人売買が基本なので買い手が見つかるまでとても時間がかかり面倒でした。

    • muratadasi より:

      こんにちは。
      バイク、クルマ、トライシケル、自転車と所有してます。
      交通事情が過酷なフィリピンではそれぞれに長所短所があり、どれも手放せません。

      次はマニラの行き来が楽にできるように高速道路を走れるビッグバイクが欲しいです。

      お金無いですけど…

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