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フィリピン職人事情!アパート改修~自分でやる?人に頼む?前編

村田 大輔
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村田 大輔
元自動車セールスマン&メカ。 奥様はフィリピン人。 38歳でフィリピンでの起業を決意!41歳で移住。 現在フィリピンで自営業をゆる~く展開中。 フィリピンでの文化、生活についてもご紹介していきます。
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フィリピン移住前に建てたアパート。

2年半程経ち、気が付けばあちこちが傷んできました。

『え~?もう?』と思いながらもしぶしぶ改修作業をすることに。

 

DIYのスペシャリスト(?)の私が自分でやるか?

あるいは日当の安いフィリピン人に頼んでやってもらうか?

 

そんなことをテーマに感じたことを書いていきます。




アパート改修を始めるに至った経緯

 

2019年3月。我がアパートに未曽有の事態がやってきた…

 

なんと5室中の4室が空き部屋に。

オーマイガッ( ゚Д゚)

 

まあま、あわてず騒がず。

フィリピンでフィリピン人相手にやってる商売です。

気長にユルく構えましょう…

 

…ってのができない( ゚Д゚)

私はケツの穴の小さい小心者。

不安で居ても立ってもいられません。

 

対策は?家賃下げるか?広告増やすか?

しかし奥様はどれもイイ顔しません。フィリピン人っぽくお気楽に構えてます。

 

うーん…どうしようか?

空いた部屋を見回してるとあっちもこっちも結構傷んでる…

 

そのまま使えるっちゃ使えるんですが…

これじゃあ新規入居者が入らないのもうなずける。

(⇑日本人の感覚だとね)

 

でもフィリピン人ってこういうの気にするのかな?

壊れたものをそのまま使うのがフィリピン人。

ここで材料費という大きな出費をするのはあくまで日本人の考え方。

 

いやしかし。うちのアパートは周辺よりハイカラな造りがウリ。

そのため若干お高めの家賃設定なのです。

 

家賃を下げるか?材料費は大きな出費だが改修するか?

 

やはりココは攻めの戦略。

やはり見栄えにこだわる必要アリと判断し、改修に至るのでした…

 

フィリピンでアパート経営を検討している方必見! 2年半でこんなに? 改修箇所

 

とりあえず4つの空き部屋の要修理箇所をチェックして書き出してみました。


実際に書いたメモ

 

なんだこれ…めちゃくちゃあるやんけ( ゚Д゚)

まだ二年半ですよ?

 

二年半で発生した要修理(検討)箇所

 

  • 網戸張替え修理(3枚)、網戸取り付け不良箇所の修理(多数)
  • 電灯切れ3カ所
  • ドアノブの交換4箇所(防犯の関係上)
  • ドアの張替え修理4枚
  • 玄関ドアの補修とニス塗装4枚
  • 外れかかった雨といパイプの固定作業
  • 居住者が壁に開けた穴の補修数十カ所
  • 溶接が剥がれた階段の欄干の溶接修理と塗装
  • エアコンの取り付けスペースの蓋を制作(4部屋分8カ所)
  • 水道水のカルシウムと腐食でガビガビになった蛇口の交換(10カ所)
  • シャワーヘッドとホース交換(4カ所)
  • 窓ガラス1枚欠損
  • 庭の植木鉢破損(2カ所)交換
  • 台所シンクのシール不良とシンク下排水管水漏れ修理(各1カ所)
  • 内装の壁全塗装(4部屋)
  • その他

 

でもちょっと今までルーズにし過ぎてたかもしれないな…

直すところため過ぎた…反省。( 一一)

 

修理検討と書きましたが…結局全部やることに。

さらにここに書いていない修理も次々と…

 

すべての作業を一人でやるのはちょっと無理かな…ほかの仕事もあるし。

そんなわけで

  • 塗装は業者に依頼
  • ほかの作業は自分で(一部手伝ってもらう)

こんな感じでやろうと思います。

 

フィリピンの職人ってこんな感じ

 

前に頼んだことがある塗装屋は連絡が取れない…
(連絡先の入った奥様の携帯が故障)

 

なんかいないかな…

奥様が近くの工事現場で聞いて職人を見つけてくれました。

仕事が休みの日曜日と今の現場が終わったタイミングでやってくれることに。

 

フィリピンだとタウンページやネットで探すんじゃないんですね。

こんな感じの近所とか知り合いとかで何とかします。

 

来てくれるといっても現場の下っ端職人がアシスタントを連れて仕事するそうです。

下っ端職人の子分なんてもはや素人…こんなのもフィリピンではスタンダード。

 

職人っぽい顔して現場に居ても『やったことがある』程度のトーシロさんがゴロゴロ。

日本みたいに下っ端は下っ端の仕事ならいいんですが、フツーにいっちょ前の仕事をしようとします。

 

使う側の人間がきちんと管理してればまだ良いのでしょう。

しかしここはフィリピン。放ったらかしです。これが後になってとんでもないことになるのでした…

 

気になるお金(費用)のお話

 

過去の記事でも説明した通り、

フィリピンの【物価】は低い?給料は?移住して感じたホントのトコロ

 

  • 人件費 ⇒ 安い
  • 材料費 ⇒ 圧倒的に高い

ので高い材料費の話をしたいのですが、材料の話は非常に多岐にわたるうえ、工事の規模によっても価格が変わります。

あと材料屋と職人はウラでつながってることが多いため、この辺の裏マージンがあったりと複雑です。

 

なので今回は人件費(日当)の話を中心に解説します。

 

フィリピン職人の日当の参考(ブラカンの場合)

 

人件費は地域により違ってくると思います。

参考として、マニラ首都圏の北隣、ブラカンの大まかな相場。

 

  • 下っ端職人(素人含む) 300~500ペソくらい/日
  • 現場監督(親方)クラス 600~700ペソくらい/日

 

親方が素人一人連れてきて、二人で1日1000ペソって感じですね。

10日で1万ペソ。2人で10日かかる仕事っていうと材料代はその何倍もかかると思います。

 

日本では一般に 手間仕事(材料費<人件費) といわれる塗装の仕事。

これもフィリピンでは 圧倒的に材料費>人件費 となります。

 

もちろんですが腕の良い職人など、もっとたくさん日当もらってる人もいますが、上記は一般のレベル。

日本でいうようなレベルの『職人』は極々稀にしかいないのです。

 

フィリピン人職人への仕事の依頼は大きく分けて2つ

仕事内容を相談する時、作業内容のほかに必ず決めるのが代金の支払い方法。

 

  • 材料と人件費(日当)をコミコミにして請け負ってもらう
  • 材料は依頼者がすべて手配して職人には日当のみを払う

この2パターンでしょうか?

 

前者は価格がわかりやすいが、職人はどんぶり勘定なので見積もりがいい加減。

後から『追加が必要』なんてのはザラです。

あとボッタクられやすいのも前者。

 

後者は上手にやれば総額を安くできる。

しかし材料を自分で手配しなければならない。

事前に総額の見当をつけるには経験が必要です。

 

あと工期が長引けば職人が儲かる形態なので職人がサボりがちになる。

管理(監視)が必要です。『計画(予定)通り仕上がったらボーナス』などの対策をしている人も。

 

さらには

  • 後者の日当のみのパターンで依頼してさらに依頼者も作業に加わる(監督する)

なんてのもあります。これなら監視できます。材料を盗まれる心配も少ない。

 

3パターン紹介しましたが、上から順に段々と難易度が上がります。

材料相場などの知識や、材料屋やスタッフとの会話などコミュニケーション能力も問われます。

 

どの形で依頼しても、職人は材料代を建て替えるお金なんか持ってません。

着工前に最初に使う分の材料代を払わないといけません。



日本の『工務店』みたいなのもあります

日本でいうところ『工務店』みたいにすべて請け負ってくれる業者に、

見積もりからすべてお任せしたい。

 

こんなリクエストもあると思います。

安心してください。ちゃんとあります。

私のアパートを建てたときはこういう所に依頼しました。

 

でも、保証期間の1年を過ぎた後、一度すら何か依頼したことはありません。

信頼関係が築けなかったんですね。いや、生意気すぎてアタマ来る。

 

フィリピンではアルキテット(設計士の意)って言いますが、高いんですよね。こういうとこって。

日本の感覚でいうと、アルキテットにアパートの補修を依頼するのは

 

大手ゼネコンに『窓ガラス1枚替えてください』

って言う感じでしょうか?

 

大金持ちか特別な事情がなきゃそんなことするフィリピン人はいません。

 

例のアルキテットは若いくせに生意気で鼻っ柱が強いうえ、仕事は気が利いてない。

設計ができるだけで実際の使い勝手とかがまるでわかってない。

 

実際うちのアパートは2階にベットが運べません。通路が狭すぎ。

グチを挙げればキリがない。

 

仮に今回の仕事依頼しても「そんな仕事やりません」とか言われそう。

 

 

まとめ

 

建物にしろなんにしろ、フィリピンは日本に比べるとまだまだインフラ(モノ)が少ない国。

Build(造る)という事からは避けて通れません。

ちなみにドゥテルテ大統領の掲げるスローガンにもビルド・ビルド・ビルド(造りまくれ)なんてのがありましたね。

 

しかしフィリピンは社会的分業が進んでいないというか、何でも自分でやるのが基本。

そして人を使うにも全体的に管理能力がない。

自分で管理するかもしくは信頼のおける人に管理してもらうことが肝要です。

 

次回は実践編。

実際に自分で行った仕事と職人にやらせた仕事の顛末と、

フィリピン職人をいかにうまく使うべきか個人的な考えをまとめていきます。





 

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村田 大輔
元自動車セールスマン&メカ。 奥様はフィリピン人。 38歳でフィリピンでの起業を決意!41歳で移住。 現在フィリピンで自営業をゆる~く展開中。 フィリピンでの文化、生活についてもご紹介していきます。
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Comment

  1. アバター 山下勝彦 より:

    フィリピンの建物って、2年でガタが来るんですね!
    蛇口のカルシウム分は、クエン酸を使えば落ちますよ。
    フィリピンにクエン酸は、無いですかね?
    無い場合は、酸性の物を使えば落ちますよ。

    • muratadasi muratadasi より:

      はじめまして。
      ブログ閲覧&コメントありがとうございます。

      建物自体(躯体)はコンクリートなので地震でもこなきゃ長持ちします(先日地震で騒ぎになってますが)。
      問題は塗装や建具や水回りですね。

      〇雨と湿気が多いので雨漏れが多い
      〇日差しが強いの材料や塗装が傷みやすい
      〇シロアリの活動が活発

      なんて南国フィリピン特有の要因もあるにはありますが、

      結局は材質(材料費)をケチッたりだとか職人(?)が手を抜いたりだとか、その辺のモラルの問題だととらえています。

      クエン酸探してみます。情報ありがとうございます。

      が、蛇口の素材が悪いと材料自体が腐食してしまうようです。
      真鍮ブラシで磨き落としましたが、結局交換ですな(笑)

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