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フィリピン職人事情後編!自分でやる?人に頼む?いよいよ結論へ!

 
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元自動車セールスマン&メカ。 奥様はフィリピン人。 38歳でフィリピンでの起業を決意!41歳で移住。 現在フィリピンで自営業をゆる~く展開中。 フィリピンでの文化、生活についてもご紹介していきます。
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アパート改修の記事の続きです。
前回の記事では職人の手配方法や相場などをお伝えしました。

 

今回は分でやった実作業と、職人を使った塗装の顛末をお伝えします。



DIY作業

 

木製ドアの修理

 

この補修作業が一番大変でした。
シャワールームやランドリースペースの湿気が多いとことは木製ドアの薄板が腐る。

…繰り返しますがこのアパートは築3年経ってません…。

完全に穴開いちゃってるよ…

原因は湿気ですが、このドア自体も材料費を抑えるために3㎜くらいの薄板で作ってるためにすぐに腐ります。


板をはがすとこんな感じ。


トライシケルで買ってきました。

このサイズ(3mm厚)で360ペソだったかな?

片面だけ全部張替え完了。ここからさらに塗装が…

塗料も何を使ってよいか分からず、とりあえずニスを購入。

ステインとニスを試し塗り。

詳しい知識なしで塗ってたら、やっぱり失敗。

ネットでニスの勉強してリトライ。

英語だとニスは『VARNISH(バーニッシュ)』。

何度も何度も塗り重ねていきます。

素人なので塗り回数で技術面をカバー。

試行錯誤を何度か繰り返し、オリジナルに近い色に仕上げていきます。

 

全面補修と部分補修で合計4枚のドアを補修。

 

玄関ドアもニス塗装

 

玄関ドアは室内のドアほど安物ではないので穴は開きませんが、日光が当たるので木の肌がカッサカサです。

これもニスを塗らなければ…


ドアの下の方が痛みがひどい。

 

ちょっと高いが被膜が固い『ウレタンニス』。
250mlで250ペソ(600円弱)。

ホントは屋外用の『エクステリアニス』が欲しかったが手に入らず。

 


ニス塗り⇒乾燥⇒ペーパー掛けを数回繰り返す。

色の濃さが若干まちまちだがカサカサにしとけばいずれ腐ってしまう。

 

これで外観も多少改善。寿命も延びるでしょう。

5部屋のドアすべてニス塗り。

 

一日中作業してるとぶっ倒れるので日の当たらない午前中のみ作業。

この作業だけで1週間以上を費やしました。

 

日本にはおそらくない作業。蛇口のオーバーホール。水回りは金が掛かる!

 

フィリピンは水道水の水質が悪いためか、2~3年しか使ってない蛇口がガビガビに…

 


とりあえず真鍮ブラシで磨きまくる。

 

蛇口先端のフィルターのつまりがひどい。すべて分解して掃除します。

 

ガビガビのカルシウム分を磨いたら、素地の金属が腐食してる…

ほとんどの蛇口を交換することになってしまいました。修理費がかさむ…(;´Д`)

 

水道配管の途中のウォーターバルブの水漏れが2カ所。

分解してオーバーホール。パッキン交換です。

 

水回りをチェック。

シンク下で水がダダ洩れ…

 

フィリピン人の入居者って、こ-ゆーの大家さんに言わないんだよね…このまま使ってたと思われる。

修理はこっち負担なんだけどなー( 一一)

 

排水の配管。サイズの合わない配管をつないで、シール剤を塗りたくって隙間をふさいである…

こりゃすぐ漏れるわ…

 

サイズの違う配管の隙間にゴムホースを巻いてつめつめ…この上からシール剤。

シール剤が硬化したら再び水を流して漏水チェックして完了。

 

ほかにもいろいろ…

 

作業してる途中で気が付いたのですが、ガラスが1枚足りない…


分かりますでしょうか?

角度を変えてもう写真をもう一枚。

一番下のガラスが無いのです。これも入居者は未申告…壊したのを黙ってトンズラです。

まあ、チェックが甘いこちらにも責任がありますが。

ガラスを1枚外してガラス屋で同じ大きさにカットしてもらいました。

ガラス代50ペソ(100円ちょっと)。

 

他にも植木鉢の破損。鉢を交換して植え替えです。

 

原因は植木の根っこが増えすぎて鉢がパンク。

それもそのはず。植木鉢はセメントで作られてますが、鉄筋が入ってない…そりゃ割れます( ゚Д゚)


塗装は職人に依頼したのだが…これがまたエライことに

 

前編でお伝えしたように、全部を一人ではやり切れないのでドアなどの一部を除き、内装の塗装は職人に依頼しました。

しかし予想通り…というか予想以上にひどいモノでした。

 

養生しないペンキ職人。

養生とは塗装しない部分にペンキが付かないようにテープなどで覆い隠す、塗装の下準備の事です。

養生しないけど上手に塗るとか、そんなことは全くありません( •᷄ὤ•᷅)

 

あるコンセントパネルは養生せずにパネルごとペンキを塗るし、

あるスイッチパネルは表面のパネルを外すとこまでは良いが、結局スイッチボタンまで塗装。

パネルを外した意味が分かりません…


カバーした後、思いっきり見えるとこを塗装してます。(スイッチ部の側面)

スイッチパネルの上から塗装。
ペンキを剥がすため、スイッチパネルを外したら…

壁の塗装も一緒に持っていかれてしまいました( ゚Д゚)

涙目になりながらも塗装をシンナーで落とします…

スイッチとコンセントのパネルはキレイになりましたが、壁の塗装は補修が必要です…涙

 

養生しないので床は塗るときに落ちたペンキだらけ…

後始末もしません。


ガラスについたペンキをカッターの刃でそぎ落としてます。(私が)

 

職人が入った後に見たら窓の開閉レバーが…その前のチェック時はこんなじゃなかった。

入居者のみならず出入りした職人すら、壊したところはだんまりです。

 

他にも

  • 室内にたばこの吸い殻が捨ててある(塗装前は私が掃除しておいた)
  • 水の流れないトイレに勝手に用を足してそのまま。クサ( ゚Д゚)

などなど、職人云々ではなく人としてダメな奴を雇ってしまいました。

 

結局、この後始末だけで2日を費やしました。

金払ってやってもらった意味が分かりません…


まとめ

 

今回は自分の目線で職人の悪口ばかりを書いてしまいました。

が、細かいところに文句を言わなければそれでよいのかもしれません。

 

私が日本人かつ元技術職(自動車整備士)だからウルサイ事を言いますが、

きっと多くのフィリピン人はそんなに気にしないんでしょう…

 

また、今回の記事に書いたことのほかにも様々な作業をやりました。
詳しくは前編をご覧ください。

 

すべての作業に掛かった期間は約1か月半。
(毎日やっていたわけではありませんが)

 

以上を踏まえたうえで、

 

フィリピンの職人を使うメリット

仕事は粗いが人件費は安い⇒妥協と管理ができれば安く人を使える

ウルサイ人は妥協、我慢が必要です。細かいコトは気にしない。

多少お金をチョロまかされても、圧倒的な経済的優位性でこなしてしまえばよいかも。

 

自分でやるメリット

人件費ゼロ+納得のいく繊細な仕事ができる。

しかし日本人がこれをやるのははっきり言って非効率。

 

ヒマな人が非営利でやるならいいですけど。

もし入居者を待たせていたら一人ではやりきれなかったし。

日本人の経済的優位性が全く生かせてないです。

 

結局、職人を使うべきかどうかというと『使うべき』なのかもしれませんね。

と同時に妥協と忍耐が必要です。私にはそれが足りないみたい…

 

いちいち手直しするのは日本人の悪いとこなのかもしれません。

この記事を書きながらそんなカルチャーショックにヤラレています…



 

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元自動車セールスマン&メカ。 奥様はフィリピン人。 38歳でフィリピンでの起業を決意!41歳で移住。 現在フィリピンで自営業をゆる~く展開中。 フィリピンでの文化、生活についてもご紹介していきます。
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Comment

  1. Toko より:

    私が住んでいるコンドミニアムは2012/7に完成したので間もなく7年になりますが、同じようにフィリピン品質のため劣化が目立つようになりました。
    この間、フェンスの設置並びに外装塗装を行いましましたが、フェンスは建設会社に頼んだのでとても高価でした。このため、塗装は職人さんを探して材料や足場を支給して行ったら安く出来ました。
    現在は何でも出来るエンジニアを一人クラブの社員として雇い、建物全般のメンテナンスをしています。フィリピンではこれが普通のやり方のようですね。

    • muratadasi より:

      Tokoさんこんにちは。

      この記事を投稿後、あちこちからアドバイスを頂きました。
      Tokoさんのおっしゃる通りみたいです。

      私のように各分野で違う職人を探してくるとロクなことないですね。
      ダメな職人が圧倒的に多い。

      その後、仕事ぶりの良いオールラウンダーを紹介してもらうことができました。

      現在では

      ①基本は自分で作業
      ②難しいところは信用できる職人
      ③カンタンな作業や目立たないトコは近所のスクワッターに依頼

      自分で一通りやってみたことで指導ができるようになり③を獲得(笑)

  2. Koki より:

    私は日本時代にディーラーの営業以外にガス設備屋で工事担当を経験し、最終的には一人親方で独立も経験しましたので、ガス以外にも水道、電気周りはすべてDIYでこなしています。
    基本的にフィリピン人職人はまったく信用していません。技術力の低さはさることながら追い銭ほしさに工期を延ばしたり、他のわけのわからん職人を増やすことを提言したり…しょうもない日当を稼ぐために小細工かましてきますよね。
    自分が監督する際も細かいチェックは欠かしません、この国の底辺層は騙すことが基本ですから。
    そうした細かい配慮をしていても例外なく「やらかす」のがデフォルトのこの国、ストレス解消法がわからないと狂い死にしますよね。www
    私も土地は取得していますがアパート経営はこれから、貴殿の情報は大変参考になりました。

    • muratadasi より:

      KOKIさんこんにちは。
      DIYやるには完璧なスペックをお持ちですね。

      私は最近ストレスの為に(?)酒が増えてちょっとカラダをやられました(笑)

      でも、上流のフィリピン人はそのろくでもない職人を使って仕事をするんですよねー?
      やはり日本人が身に付けないといけないのは『いなし方』なんでしょうかね?

      今後も手探りは続きます…

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