【2022年更新】フィリピン入国ルールと捨てチケットまとめ『片道渡航の人必見』
フィリピンに移住あるいは長期滞在などでビザなし(ツーリストビザ)で片道渡航する際、渡航前に必ず準備しないといけないことがあります。
ここを押さえておかないと空港でチェックインできずに余計な出費をするハメに…。
今回はその【あるルール】とその対策方法についてご紹介します。
この記事では詳細ルールとそれを知るに至る経緯を書いてます。
フィリピン『捨てチケット』の購入方法については下記の記事で解説しています。
『ツーリスト』は片道チケットではフィリピンに行けない!?
フィリピン入国時のルール!知らなかったワタシはこんな目に…。
フィリピンにはこんなめんどくさいルールがあります。↓
「ビザの無い人(ツーリスト)は帰国用の航空券(または第3国へ出国できる航空券)を事前に持ってないと入国できない」
……不法滞在への対策なんでしょうか?
と言っても、『ビザなしで入国できる』と言うのがそもそも寛大な措置。
文句は言えない…(;^ω^)
チェックが入るのは、フィリピンへ向かう航空便のチェックインカウンター。
つまり日本の空港を発つとき。
フィリピン行きの飛行機のチェックイン時にモメた!私の経験談
私は2017年にフィリピンに引っ越し(移住)しました。
この時、日本へ行く予定はと当分先なので飛行機のチケットは片道になります。
私はジェットスターで航空券をネット予約しました。
戦術の『ツーリストの入国ルール』について事前のアナウンスはありませんでした。
初めて言われたのはチェックイン時のカウンター。
「帰国のチケットがないとチェックインできません。」
受付スタッフ
ワタシ (;゚Д゚)ガクブルなんすかそれ……聞いてないし。
「とりあえず、今からでも帰りのチケット取ってください。
カウンターよりネットで買う方が安いですよ。」
受付スタッフ
ですって。正直なところかなりイラッときました。
ココで言うか?( •᷄ὤ•᷅)
『ネットで予約』と簡単に言われても、
ジェトスターの予約サイトはちょくちょくエラーが出て予約が非常に面倒です。
- クレジット決済がエラーしたり
- あと成田第3ターミナルのwi-fiすげー遅いし…(当時)
ワタシ 事前に言っといてよ!イライラ…
ほかの乗客は次々チェックインを終わらせていく…。
それを横目に、私は遅いネット(成田のWi-Fi)とジェットスターの不安定なサイトにイライラ。
移住なのですでに日本の携帯は解約しちゃってるし…。
なんか、カウンターに取り残された感じって、気分悪いんですよね…
あの時のイヤな気分は今でも忘れません。
見せるだけで実際には搭乗しない『捨てチケット』。その気になる詳細について
後日ネットで調べたら、いろいろ書いてありましたね。
フィリピン行きの便のチェックイン時に『見せるだけ』の目的で購入(あるいは購入しない裏技も)するエアチケット。
見せるだけの目的で購入するので、予約はするがその便には搭乗しません。
変更・キャンセル、あるいはそのまま放置します。
そのため、一般に『捨てチケット』と呼ばれています。
歯がゆいことに、
「ビザの無い人(ツーリスト)は帰国用の航空券(または第3国へ出国できる航空券)を事前に持ってないと入国できない」
というルールをクリアするだけの為にわざわざエアチケットを買わなければならないのです。
その後の数回の渡航経験で得られた『捨てチケット』ルールの詳細情報
ここで『捨てチケット』にかかわるルールについて、
ワタシの経験と集めた情報でまとめます。
ルール①ビザなし(ツーリスト)は必ず用意が必要
ビザなし(ツーリストビザ)でフィリピンに入国する人は全員ルール適用されます。
- 渡航目的が何であろうが
- 渡航の予定があろうがなかろうが
- 渡航後にツーリストビザの延長を予定していようが
関係ありません。
政府関係者やバリックバヤンビザ取得要件を揃えて渡航する人を除けば、
あらかじめビザがある人を除く全員が適用されます。
その②フィリピン⇒日本行きのチケットじゃなくてもOK。航空会社もバラバラで大丈夫。
準備しておくチケットは帰国ないし第3国へ出国するチケットです。
フィリピンのどの空港からの便でも大丈夫です。
フィリピン側からすれば国外へ行く前提である事が証明できれば良いワケですね。
なので日本行きより安い航空券も選択肢に入ってきます。
おススメは
- マニラ⇒コタキナバル(マレーシア)
- クラーク⇒シンガポール
など。
行きと帰りのチケットは別々に購入してもいいし、
異なる航空会社でも大丈夫です。
詳細が確認できればスマホなどで提示しても良いし、プリントアウトしたE-チケットでも可。
フィリピン行きのチェックイン時に提示できるように準備しておきましょう。
その④チケットの日付が先過ぎるのはNG
『捨てチケット』の便の搭乗予定日は、フィリピン入国から30日以内。
上記の30日以内というのは原則というか間違いないであろうというのがこの期限。
というのも、ワタシの経験やネットで調べた情報、人から聞いた情報をまとめた結果は以下の通り。
- 半年近く先の日付でOKだったり(ワタシの経験)
- 60日以内じゃないとダメと言われたり(ワタシの経験)
- オープンチケット(渡航予定日を後から決められるチケット)OKだったり(SNS情報)
- 航空会社に問い合わせたら『1年以内』ならOKと言われた人が居たり(SNS情報)
- 帰国のチケットはノーチェックだったという人がいたり(ホントに?)
と、かなりまちまちでした。
※追記2022.5.23 上記はパンデミック以前の情報です。
現在はフィリピン側の発表により『30日』のルールが厳正化されていると予想されます。
なぜ上記のように規定があいまいなのか推測してみました
この項の内容はあくまで憶測に基づくものです。
「ふ~ん」程度の取り扱いでお願いします。
捨てチケットなどのフィリピンを出国するチケットを確認するのは飛行機のチェックイン時。
でも、入国の許可をするのはあくまでフィリピン入国管理局。
なぜ航空会社がチェックしているのでしょうか?
航空会社のスタッフに聞いたら「フィリピン政府からの通達により」との回答。
あいまいさの原因はこの辺ではなかろうか?
例えば、航空会社のチェック無しにビザなしの日本人がフィリピンに渡航したとします。
仮にその渡航者がフィリピンのイミグレーションでフィリピンに入国できなかったとします。
その場合、渡航者は帰国ないしほかの国へ行かなくてはなりません。
その責任を負うのは航空会社。
この渡航者が「お金が無い」などの理由で再渡航困難になった場合、航空会社がその金銭を負担しなければなりません。
そうしないと空港内に入国拒否された人が滞留してしまいますからね。
そういった航空会社のリスクを回避するために、予めチェックイン時に確認しているのだと思われます。
そこへ来てフィリピン側の規定は泣けてくるくらいアバウト。
そもそも行政の規定がコロコロ変わったり、判断がまちまちなのがフィリピンあるある。
その結果、丸投げをくらった各航空会社はチケットの期限について「独自に」規定を設けているものと考えられます。
しかも途中で変更されている可能性も考えられますね。
航空会社は『ガイドラインがあいまいなフィリピン政府』と『お客様商売』の板挟み状態。
その裏付けとして、ワタシは何度かチェックイン時にこの件で某LCCスタッフとモメています。
モメる理由はお分かりですよね?
先述の通り、航空会社に言われるコトが毎回違うからです。
スタッフはその都度、裏へ行って上司と相談。
ガイドラインが明確になっていない可能性が伺えます。
本来ならばこのルール、BIによれば「特別な事情」があれば緩和される特例措置があるのですが残念…。
『特例』の判断を下すのはフィリピンのイミグレーション。
フィリピンに行く前のチェックインで拒否されてしまっては特例措置適用の余地がありません。
結論。確実に渡航したいなら「捨てチケット」の日付はこうするべし
結局、チケットについて明確な期限が得られませんでした。選択するベストな方法としては、
捨てチケットの搭乗日はフィリピン入国から30日以内それ以外の場合はフィリピン行きの便の航空会社[/keikou]
念を押すならスタッフの名前も確認。(後で違うコト言われた時の為) こうしておけば間違いないでしょう。
(2022.5.23訂正追記)
フィリピン政府側より『30日以内』が明確にされている現在、入国から30日を超える日付の帰国チケットでは通用しない可能性が高いです。
もし納得いかない方がいたら、[keikou]「行きの便」の航空会社に確認しましょう。
フィリピン『捨てチケット』まとめ
買い方に関する情報は多いが
意外とルール詳細の情報は少ない『捨てチケット』。
ポイントをまとめると
- ビザの無い人(ツーリスト)は帰国用の航空券を事前に持ってないとフィリピンに入国できない
- フィリピン行きの便の搭乗前、チェックイン時に確認される
- フィリピン⇒日本行きのチケットじゃなくてもOK。航空会社もバラバラで大丈夫。
- 捨てチケットの搭乗日が先過ぎるのはNG。原則フィリピン入国から30日以内。
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