【国際結婚】+【フィリピン移住】を敢行した私の最大の不安要素
『フィリピン人奥様(または旦那様)が居る方で移住を迷ってるあなたに贈るメッセージ』
今回はこんなタイトルでお送りします。
タイトルに当てはまらない方々には全く心に刺さらないし、有益な情報でもないと思います。
これらは私の過去の経験です。
ご興味があったらご覧ください。
私がフィリピンに移住した理由
- 奥様が『いずれは(定年したら)フィリピンに帰りたい』と言っていた
- 私はいつか起業(自営業)をしたいと思っていた
- 実家の近くに奥様を連れて引っ越した時に、近くに奥様の友達(フィリピン人)がおらず、かわいそうだと思った
- 当時の私の職業は休みも少なく、奥様との時間もわずかであった
簡単にまとめるとこんな感じでした。
これらすべてを解決するプランが
『フィリピンで奥様をキーマンに商売を立ち上げ、そのまま永住』
だったのです。
フィリピンに移住を決意したのは一瞬のことでした。
迷ってる?不安要素があるわけですよね
私のように即断で移住を決められる日本人は少ないと思います。
私は日本に子供がありますが前妻(日本人)が引き取っていましたし、ローカルの古い家柄でしたが私は次男坊。家のことは長男が引き継いでくれれば全く問題がありませんでしたし、私の父は寛容でしたので私の生き方に口出ししませんでした。(心配はしておりましたが)
私の場合は障害がほとんどなかったんですね。
実際に迷っておられる方は様々な問題や不安を抱えていると思います。
ここで一つ一つの問題や不安要素について書くことはできませんが、
とりわけ私と同じ不安も持っている方は少なくないんじゃないかと考えます。
移住に関する不安要素
これは人によってさまざまだと思います。
- 会話がうまくできないことによる不便やそのほかの問題
- 生活資金などの経済基盤をどう確保するか?
- 医療や社会保障が受けられるか?
- 犯罪などに巻き込まれたりはしないか?
- 新しく住むところで友達は作れるか?
- 日本を離れることによっておこる各個人の不都合(親の面倒などなど)
…などなど挙げたらきりがありません。
しかし私の場合、一番の不安要素はフィリピンというか東南アジア諸国特有のモノでした。
フィリピン移住における私の最大の不安要素
私が一番不安だったのは『親戚』でした。
奥様はたくさんの親戚を持っており、かつ日本人の私から見れば非常に親密なつながりでした。
おそらくこれはほとんどのフィリピン人において共通する事であると思われます。
親密であるが故に移住した時には頼りになる反面、逆に頼られることも…
フィリピン人が日本人に頼ること。それは『お金』です。
フィリピン人を配偶者に持つ日本人の多くがフィリピンの親戚に『仕送り』をしています。
仮に仕送りをしていなかったとしても、移住して親戚が近くにいるともなれば頼む側、頼まれる側それぞれの心理も変わってくるはずです。
お金以外にも『日本に行きたい』なんてのもお金が絡みます。
お金とステータスのあるフィリピン人は日本人を頼らずとも日本に行けますから。
- 『生活に困窮している』
- 『新しく商売を始めたいが資金がない』
- 『病気にかかったが医者に払う金がない』
- 『子供を学校に行かせたい』
などなど理由は様々。
これらはフィリピン人の配偶者を持つ日本人なら経験があると思います。
これが捌けるか捌けないかがキーポイントだと私は考えます。
すべてに援助できる『懐』があなたにあればそれもよし。(キリがないかもしれませんが…)
時には断ることもできればそれもよしですが、親戚中から逆ギレともいえる総スカンを食らう覚悟も必要です。
これは日本人に言わせれば『非常識』ですが、フィリピン人からすればそうでもないとも言えます。
無心を断れるかどうかは『あなた次第』ではありません
日本人の感覚で言えば『毅然と断る』と考えるべきですが、あなたの配偶者がフィリピン人であればそれがあなただけの問題ではなくなります。
『フィリピン人である配偶者がそれを断れるかどうかが』が最大の問題であると私は考えます。
よく考えてみてください。
親戚はフィリピンの常識で訴えてくるわけです。
あなたは『非常識』と考えていてもフィリピン人であるあなたの配偶者は『そうとも言えない』と考えているかもしれません。
仮にあなたが断っても一番心を痛めるのはあなたの配偶者です。
あなたの配偶者自身に毅然と断る態度と覚悟がないとこの問題の解決は難しいかもしれません。
援助を断る?断らない?
フィリピンはキリスト教国です。
すべての国民が敬虔な信者とはまったくおもいませんが、『分け与える』という観念が強く根付いているのも間違いありません。
私は『フィリピンに来るなら施しは当たり前』と言ってるわけではありません。
私自身結構断ります。(笑)
しかし親戚とのこういったやり取りでは必ず奥様が窓口となります。
私は言語が達者でないというのもありますが、私の思うところ『するもしないも奥様次第』なのです。
私の奥様は過去、私と出会う前から日本で長く働いていました。
当時親戚との金銭トラブルでさんざん苦労したと聞いています。
それもあってか家内は『毅然と』断ります。
すべて断るわけではないのですが、そのあたりのさじ加減を彼女は持っており、私は信頼しています。
だから『金を貸してくれ』と言われれば貸すこともあります。
もしあなたに『金がない』といってもフィリピン人から見れば明らかに『金を持ってる』とみられてしまいます。あなたが無下に無心を断ればあなたの配偶者が強烈な摩擦にさらされる事でしょう。
だから私は『あなたの配偶者次第』と考えるのです。
2人に『その覚悟』が必要です。
もしあなたが本気で移住を考えているのなら、この点は事前によく話し合っておくことをおすすめします。
それともう一つ。
日本に長く生活しているフィリピン人女性の中には、フィリピンに帰ると『人が変わった』ようになる方もいます。
私が経験者(笑)でフィリピンに住む私の先輩も似たようなことを言ってました。
この辺はいずれ別の記事にしたいと思います。
まあ、フィリピンに移住するのだから『誤算』は当たり前にあると思っていてください。(笑)
さいごに
脅かすようなコトを書きましたが、私たち夫婦は親戚とはうまくやっています。
(小さなイザコザは日常茶飯事ですが…)
私は執筆時で在住1年5か月。
家内の里帰りなどでの滞在2回、期間は約2週間。
それと移住を決めてからアパート経営の準備などでの滞在期間が3か月弱といったところでしょうか?
トータルの滞在期間は2年弱。
最初はカタコトというか単語だけの英会話から始まり、今ではタガログ語で自分の経営する食料品店の店番くらいはできるようになりました。
ビジネスとしてはまだまだなので、この程度で生意気なことをいうのは僭越です。
実際に移住を即決し、実行した私ですが不安は山のようにありました。
きっと2~3年前の私のように移住について多くの不安を抱えている方は多いのではないかと思い、この記事を書くに至りました。
移住を迷ってこの記事にたどり着いた方、またはこのブログを見て頂いているフィリピン在住の多くの諸先輩にも異論、反論はあろうかと思いますが、あえてこの記事を書きます。
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