ポケットwifiもシムフリースマホも!フィリピン現地SIMの最も楽な設定方法
前にフィリピンでのインターネット通信をどう確保するかについて書きました。
その中でフィリピン現地で販売されているポケットwi-fi&現地のSIM活用についてご紹介しました。
これは入手方法や各種設定がやや複雑であるため、今回シリーズ記事で解説します。
まずは現地ポケットwifiとSIM活用法の一つとして、一番シンプルでわかりやすい方法をご紹介。
さらに高度(?)なノウハウはシリーズで記事書いていきます。
私が長いこと使っていたGlobe社のSIMとポケットWiFiで解説します。
※基本的な話からしていくので、お急ぎの方は目次から近道してください。
まず最低限抑えておきたいフィリピンの通話、通信料の仕組み
フィリピンでの通信や通話時に発生する料金の支払い方法は、日本のような後払い方式はほとんど普及していません。
現地で普及しているのはプリペイドといわれる『先払い方式』です。
この方式では『LOAD(ロード)』と呼ばれる通信料を現金やクレジットカードなどで購入する必要があります。
これは後述するショップやどこにでもあるサリサリストアで取り扱ってる所もあります。(私の店でも取り扱ってます。)
設定完了すればこのロードがなくなるまで通話や通信が行えますが、これだとインターネットは15分あたり5ペソかかります。(Globeの場合)
設定一つ間違えればwi-fiルーター(ポケットWi-Fi)の電源が入っている間、課金されっぱなしになってしまう可能性大です。
※追記:現在デフォルトの設定では上記の「課金されっぱなし」は止めてあるようです。
これをやってしまうとせっかく購入したロードがあっという間になくなります。
私もやりました。
なので一般的には従量(時間)課金をOFFして『プロモ』と呼ばれる通信がセットになったモノをロードで購入します。
これは通信社と通信で購入します。(この手続きは通信料かかりません。)
私がいつも使っている『プロモ』は
- 50ペソ(ロードで購入)
- インターネット1GBまで
- 期限は3日
使い切ったらまた50ペソで『プロモ』を購入。
こんな感じです。
概略をまとめると
- 現金などで『ロード』購入
- 『ロード』で『プロモ』購入
- 『プロモ』の範囲内でインターネット
という具合です。この用語は覚えておいてくださいね。
データ通信だけじゃなく、音声通話やSMS(SMSについては後述します)がセットになった『プロモ』もあります。
あとフィリピン人がよく使うSMS(ショートメッセージサービス)。
これは一般的には『TEXT』(テキスト)と呼ばれますが、略して『テックス』と言ってる人が多いです。
この言葉もやり取りの中で出てくるかもしれませんので覚えておいてください。
ポケットWiFiと現地のSIM購入
wi-fiルーターの入手は街中にある携帯ショップ、あるいはSmartやGlobeなどの通信社のショップが良いでしょう。
ショッピングモールに行けば、ほぼ必ず見つかるでしょう。
通信速度などのスペックを追う方は最新のモデルがベター。価格も少し高め。
この場合、できるだけ大きい街の規模の大きいショップに行くのが確実です。
ルーターの価格は2018年11月現在で900~1500ペソ(2000円~3000円ちょい)くらい。
またルーターが売ってる店ならばSIMも購入できるはずです。SIMは40ペソ前後。
これが一番近道!!wifi購入~各種設定を一番手っ取り早く済ませる方法
数日~1か月程度の滞在ならコレですべて解決です。
現地のスタッフとタガログか英語で話ができることが必須条件となります。
wi-fiルーターを購入した店舗で通信設定やロード購入、プロモ申し込みなどすべてやってもらう
という至極シンプルな方法。
例えば30日までの滞在なら『GoSURF999』という999ペソのプロモがあります。これは
- データ通信8GBまで使い放題(1日当たり800MB以上は制限あり)
- 30日間有効
- SMS(ショートメッセージ)や電話(音声通話)は別料金
ほかにも『GoSURF299』という299ペソのプロモなら
- データ通信上限1.5GB
- あとは『GoSURF999』と同じ
短期間なら私の使っている『GoSURF50』50ペソ
- インターネット1GBまで
- 3日間まで
これらの範囲で十分な方はこのプロモと各種設定をすべてお店のスタッフにやってもらいましょう。
『このプロモが欲しい』とか『このプロモセットアップして』とか言えばやってくれるはずです。
ほかにも無料音声通話やSMS(テキスト)をセットにしたプロモもあります。
↑詳細はGlobeのHPをご覧ください。
『Promos』と書かれているのがプロモです。
SMS(ショートメッセージ)や音声通話も使う方はロードを多めに購入しておいて
プロモの分のほかにいくらかのロード残高を残しておきましょう。
参考に音声通話、SMSのプロモを使用しない場合の料金(いずれも国内)
- 音声通話は7.5ペソ/分、(Globe同士なら6.5ペソ/分)
- SMSは送信1通1ペソ(受信側は無料)
2種類のプロモを重複で使用することも可能です。
ロードの買い過ぎには注意!
ここまでの内容を見て『じゃあロードたくさん買っとこう』と思ったあなたは注意!
ロードには『期限』があります。
プロモを購入する分はよいとして、残高で残しておくロードは期限が切れると使えなくなってしまいます。
参考:ロードの期限
⇒ 金額にかかわらず1年間
(過去はチャージ額により期限が違ったのですが現在は1律)
50ペソ⇒15日100ペソ⇒30日200ペソ⇒60日300ペソ以上⇒1年
G-cashやクレジットカードで購入すれば上記の期限となりますが、携帯ショップや一般のストアーで購入する場合は要注意です。
必ずしもこの通りになるとは限りません。
それはショップが『プリペイドカード』などで小さいロードを複数回行う場合もあるからです。
例えば300ペソ⇒100ペソのカード3枚でロード、なんて場合は期限は30日。
『300のカードはありません』とか
『今在庫切れです』なんていうのはフィリピンでは当たり前。
私の店でも1回のロード上限額が150ペソなので、300ペソの場合は150ペソのロードを二回行います。
また、最後にロードしてから120日経過すると、SIMが期限切れになってしまいます。
SIMと電話番号を維持するには定期的にロードする必要があります。
「時々フィリピンに来る」なんて人は気を付けましょう。
期限が切れてしまった場合はGlobeのショップでSIMを復活してもらことができます。
データ通信のみで通話は使わないとか、同じ電話番号を維持する必要がなければ、フィリピンに来るたびにSIMを買い直すのもありだと思います。
40ペソだし。(空港の窓口でトラベラーSIMをタダでもらえたりもする)
まとめと今後購入したポケットwifi継続して使うためには
偉そうなタイトルで長い文章を書きましたが、要は
『お店の人に全部お願いするだけ』
というシンプルな攻略法でした(笑)
ここまでの方法でとりあえず30日、データ量8GBくらいまでは一度の手続きでセットアップを完結できます。
かかる費用の総計は2500ペソプラスα程度。(5~6千円)
プランにもよりますが、日本でレンタルWi-Fiを一週間借りるよりはずっと安いはずですし、購入したWi-Fiルーターは繰り返し使えます。
さらにこの先
- 30日以上滞在する
- 上限のデータ量を使い切ってしまった
- たびたびフィリピンへ来るので購入したwi-fiルーターを再び使う
…などなどの人は自力でロード、プロモをゲットする方法をマスターしておかないといけません。
あと言葉の問題でお店の人とやり取りできない人も自力解決が必要ですね。
ここまでの流れで頭が痛くなっちゃう人は下記の記事をご覧ください。
オーソドックスな解決策を解説しています。
動画で解説しました
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