フィリピンのトイレと紙の事情 ~知っとかないと悲惨な5つのコト~
海外旅行の事前準備などで気になるトイレの話。
日本のトイレはきれいだしウォシュレットなどの設備が整っていて、
『世界最高峰のトイレ文化』といっても過言ではありません。
したがって海外のトイレでそのギャップから
”カルチャーショック!!” を経験するのが当たり前。
フィリピンも例外ではございません。
日本の当たり前が通用しないフィリピン、事前に知っておきたいトイレ知識をまとめました。
行先別トイレのスタイル
ガソリンスタンドのトイレ
クルマでの長距離移動などでは有料の高速道路のサービスエリアを除くと公共のトイレなどは存在しません。
日本の様な立派な高速道路網は無い(というかルソン島以外には高速道路ないと思う)ので、地方に行くと下道を長時間運転するのは当たり前。
そんな時よくお世話になるガススタのトイレ。しかし、キタナイ所が多いです。
奥様は外出先のトイレをとにかく嫌がります。フィリピン人なんですけどね(笑)
ショッピングモールや空港、ホテルのトイレ
空港やショッピングモール、あとホテルのトイレはフィリピンではイチバンまともなトイレです。
スタッフがこまめに掃除しています。
大都市の市街地で探すなら上記3カ所がねらい目。セキュリティ面も安心です。
中でも大きなホテルが利用者数が少ないのでおススメ。
そのホテルの宿泊者でなくても、『外国人』は割と入れてくれます。
それなりの身なりをしていれば、セキュリティに止められても
『見学していいですか?』とか
『ここで待ち合わせをしたいのです』とか言えばほとんどのところは中に入れてくれます。
私はこの方法で時々『5つ星ホテル』のトイレを使ってます。
キタナイのが嫌ならこの辺りをトイレ活動の拠点にしましょう(笑)
しかしご注意。ここでもフィリピンルールは存在しますので最後までキチンと読みましょう。
一般家庭のトイレ
フィリピンは飲食での歓待が多い国です。
どこへ行っても飲み食いでおもてなししてくれるので、訪問先でのトイレを借りることも多いはず。
便器、ゴミ箱、水をためたバケツと手桶。これが一般的なスタイルです。
写真のようにトイレタンク(最後に流す水のタンク)や便座のないトイレも普通にあります。
下記のマナーをよく読んで訪問先で粗相の無いようにしましょう!
トイレの知識とマナー。カルチャーショック対処法
トイレって、フィリピンではなんていうの?
英会話教室でよく話題になるテーマです。
フィリピンでは一般的には『C.R』(スィー・アール)って言ってます。
多分シャワールームの略でしょうね?こっちはシャワーが同室なので。
↑聞くところによると「コンフォート・ルーム」の略だそうです。訂正。
外出先でも「Where’s C.R?」と聞けば教えてくれます。
知っとかないとその① 『大』の時はどうする!?便座がないトイレとフィリピン人に聞いたその対処法
意外と多い便座無しトイレ。
女性はもちろん男性でも『大』の時は思わず頭を抱えてしまいますよね。
キレイなトイレでも便座は無かったりします。
フィリピン人に実際にどうしてるか聞いてみました。
- その①便座のふちにしゃがむ
私はコレを選択しました。やっぱり汚いのやだし。
長時間だと苦戦します。
- その②便座の無いボウルのふちに座る
バランスの悪いところにしゃがめない、足腰弱い、汚いがの気にならない などの方。
そのまま座っちゃいましょう(笑)
しかしご注意!フィリピンのトイレは半端なく衛生環境が悪いので、日本育ちの方は膀胱炎などの感染症にかかることうけあいです。
サニタイザー(除菌クリーナー)の携行をお勧めします。ドラッグストアで手に入ります。
- その③空気イス
お尻を浮かした状態でガンバる方法。
小の方の時や、短時間で決着できる方におススメ。
衛生的ですが体力勝負です。拭くときのことも考えて実行しましょう(笑)
追記2018.10.30
こんな風刺画?を見つけました。
リバーススタンスもある?7番以降はジョークだと思いますが(笑)
知っとかないとその② 『大』の時は必須!トイレ紙(トイレットペーパー)について
外出先のトイレにはほとんどトイレットペーパーがありません。
空港とショッピングモール、ホテル以外はほぼありませんね。
常に携帯しましょう。水に溶けないポケットティッシュで構いません。
また、ショッピングモールはペーパーが置いてあることもありますが、基本的には個室の外に置いてます。
多分持ち去られないようにしてるんだと思います。
忘れないように使う分だけ切り取ってから個室に持ち込みましょう。
とにかく『大』の時は事前に『紙チェック』を欠かさないこと。
知っとかないとその③ タンクのない(壊れてる)トイレでは手動で水を流す
一般家庭等では水洗が手動式のところがよくあります。
どうやって流すのか?手桶を使って(もしくはバケツを持ち上げて)中の水をボウルに流し込みます。
また、このバケツの中の水を手ですくってお尻を洗ったりします。
↑これができればフィリピンのトイレも怖くありません(笑)
ボウルのふちや便座を水で濡らしてしまっても問題ありません。
フィリピン人にとってここは濡れていて当たり前なので。
「便座もお尻もすぐ乾くから大丈夫だよ」って言ってました(笑)
水洗トイレじゃないからって、くれぐれも用を足してそのままにしないように…(笑)
たまーにこれらの設備すら無いトイレもありますが…
その場合はしたヤツを放置するしかありませんね(;’∀’)
トイレのマナー~やってはいけないこと~
フィリピンのトイレには日本にはないタブーが存在します。
知っとかないとその④ トイレ紙(トイレットペーパー)を便器で流すとヤバい
フィリピンの下水管は細いため、紙を流すとすぐ詰まるといわれています。
このため、トイレにはごみ箱があり、拭いた紙はこちらに捨てるのがマナーです。(コレ、私は抵抗感ありますけどね)
もともとトイレに流さないのが前提なので、普通のティッシュやウエットティッシュが活用できます。
外出時は常に持参することを心掛けましょう。
そもそも「拭かないで洗う」フィンガーウォシュレットがこちらのスタンダードなので。
ロールペーパーはコンビニやスーパーで1ロールから購入できます。
参考:お尻拭いた紙をゴミ箱に捨てるのが気持ち悪いひとは読んでください ~フィリピン在住1年半の私のルール~
お尻拭いてアレがべったり付いた紙をゴミ箱に…嫌なんですよ。私。
そんな私はある『自分だけのルール』でトイレットペーパーを水に流してしまいます。
- ルール①流して良いのは最大40センチまで
多量の紙を流せばそりゃ詰まるでしょ?じゃあどのくらいまでなら…?
という観点から検証を繰り返した結果、このくらいまでなら大丈夫という結論に至りました。
約40センチ。うちのトイレットペーパーは10㎝ごとに切り取り線があるので4切れ。
ただし下記のルール②の順守も必須です。
- ルール②紙は折りたたみながら丁寧に使う
40㎝は短いです。丸めて使うのは難しいと思います。
40㎝の紙を3~4つ折りに畳んで、拭いていきます。一度拭いたらさらに二つ折りにして…
こうして使うことで紙が水を吸い込んだ時の膨張を抑え、配水管が詰まるリスクを低減します。
上記2つのルールを守って1年以上経ちますが、私はトイレを詰まらせたコトがありません。
※『詰まらない』というお約束はできません。あくまで私自身の実証結果のみに基づくものです。
紙質やトイレ設備の環境により異なる結果となる可能性もあるので、ご参考までに…
知っとかないとその⑤ 便座は壊れやすいので注意!踏んではいけない
フィリピンのプラスチック便座は材料がもろく、簡単に割れます。
便座がないそもそもの理由はコレだと思います。
フィリピン人はそのまま使えればあまり修理とかしないんです。
親戚宅にお邪魔してトイレを借りた際、壊してしまったことがあります。
割れた便座。座っただけで割れました。
しかもこのお宅は新築。トイレも新品でした…( ;∀;)
間違っても便座があるにもかかわらず、便座の上で写真右のように踏ん張らないようにして下さい。
フィリピンのトイレは不衛生なところが多いので、『便座がキナタイ』とかいってやってしまいがちかもしれません。注意。
動画で解説
まとめ
他のフィリピンネタのブログや旅行サイトと一部情報がカブりますが、出来るだけ独自の知識と経験から情報を入れてみました。
参考になるかならないかはビミョーですが(笑) 備えあれば憂いなしです。
ティッシュと除菌クリーナーと覚悟を忘れずに持参しましょう…
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