フィリピン式『缶切り』!?移住者が遭う『油断と隙』【注意喚起】
台風が近づくある日、Facebookに投稿するネタがないのでこんなことをやってみました。
知る人ぞ知る、フィリピン人の一般的な缶切りの光景です。
今回は私が開けたこの缶詰の切り口の如く、ざっくりと「フィリピン缶切り」にまつわるある話をお送りします。
この記事を作成するに至った経緯~移住者のある失敗における注意喚起~
缶切り不要のeasy openの缶詰をわざわざ包丁で開けるなんて、
「ただのヒマつぶしだったのでは?」と思う読者の方も多いハズ。
いやいや、そんなコトはございません。
このブログ「フィリピン起業日記2」はれっきとした情報コンテンツ。
(と、自分では思っているw)
実はフィリピンに移住した日本人の中でも比較的多くの人が、この「フィリピン缶切り」にまつわる【ある失敗】を経験しているのです!
この記事はその【ある失敗】における【注意喚起】としてお送りします。
「フィリピン缶切り」やり方と注意事項
【ある失敗】のハナシの前にまずは要領とコツを解説していきます。
(まだ1回しかやった事ありませんが)
やり方
動画の通りですが、まず包丁を缶に突き刺します。
場所は缶上面の淵。缶切りを使う場合と同じです。
私の様に包丁を缶の切り始め位置に合わせ、そのままテーブルなどに叩きつけるとポイントを外しません。
缶をテーブルに置いて包丁を上から勢いよく突き刺すフィリピン人もいます。
その光景は見てるほうが怖いw。
缶に突き立てた包丁を少しだけ外側に倒すと缶の蓋の切れ目が僅かに拡がります。
コレを繰り返しながら包丁を少しづつ缶の円周方向に進めていくだけ。
比較的短いナイフの方がやりやすいそうです。
ボーイスカウトとかでやった事ある人もいるんじゃないでしょうか?
慣れた人はもっと上手に開けます。
注意事項
刃物を扱うのと慣れるまでは多少の力も使います。
くれぐれも手などを切らないように安全には配慮して下さい。
そして一番大事なコト。「安物の包丁」でやりましょう。
動画を見てるだけでも「刃先の折れ」や「刃こぼれ」が心配になってしまいますよね?
そうなんです。「使う包丁」を間違えるとあっさりと折れます。
上手に開けないと切っ先が欠けたり刃こぼれも…。
間違っても日本から持参した包丁を使わないように。
日本製の包丁は薄くて硬いステンレスや焼き入れをした鋼でできています。
硬いのですが薄くてもろい。包丁を曲げる方向の力に弱いのです。
厚みと弾力のある「フィリピンの安物の包丁」が最も適しています。
ステンレスじゃなくてスチール製がベストですね。
今回使用した包丁。フィリピンで購入。200ペソ(400円ちょい)。
刃に厚みがあり、多少曲げても折れない。
元々切れ味が悪いので、缶切りしても大して変わらないw。
後悔先にたたず!!移住者が見落としてしまうあるミス
上記の注意事項を読んでお気付きかと思います。
フィリピンに移住した日本人には「あるある」なハナシ。
それは日本から持ってきた大事な包丁を「フィリピン缶切り」で折られてしまうという悲劇。
私も経験しています。
元々は10cmほど長かったヘンケルスの牛刀。折られたので削って形を整えて研ぎ直し、まだ使ってます…(泣。
災害時などの緊急時でもなきゃ大事にしている包丁で缶を開ける様なクレイジーな日本人はいないでしょう。
犯人のほぼ100%(推定)は同居のフィリピン人家族やメイドさんです。
移住者のブログやFacebook投稿をたくさん見てきましたが、かなりの数の移住者がコレで泣かされています。
フィリピン人はフィリピンの安物包丁と日本の包丁の違いなんて判りません。
それでいて「よく切れる」方を好み、使う。刃こぼれとか気にしない。
「この包丁は使うな」と言ってもなかなか言いつけを守る人は少ない。
「ダイジョーブダイジョーブ」とバハラナ的感覚で大事な包丁を持ち出し、案の定壊す。
折れた包丁は元には戻りません。
後悔先に立たず。
素材から製法に至るまでのクオリティが分かりやすく「切れ味」に出てしまう包丁。
フィリピンで同等の品物を見つけるのは困難です。
見つけても輸入品だから高い。
多くの日本人在住者が取っている【対策】
包丁を【隠す】事。
おそらくこれ以外に適切な管理方法が無いのでしょう。
多くのフィリピン人は『刃物を大事にする』とか考えません。
冷凍肉に構わず包丁を立てるし、切れなきゃ峰を上から叩いたり…。
缶切りの時に限らず触らせないのが無難です。
私も大事にしている包丁はこの対策をしていますが、正直いちいち使うときに出すのはメンドクサイ。
しかし他に方法が見つかりません。
良い方法があったら教えてください(泣)。
日本人はみんな大事にしている日本から持参した包丁。
フィリピン人に分からない「落とし穴」
言い聞かせようにもなかなか聞きません。
そして切れ味の良い方を好んで使う。そしてあっさりと壊す。
管理側の『一触即発』『注意一秒ケガ一生』が半永久的に続く…。
この「言う事聞かない」にも人によって解釈が違い、理解を誤ると危険度が上がります。
というのは「ほかの言いつけは守るフィリピン人」でもこのミスをやってしまう可能性があります。
なぜか?彼らはただこちらの言い分を無視しているだけではないのかもしれません。
やらかしたフィリピン人に聞けば「いつも包丁で缶詰を開けていたから大丈夫だと思った」と言い訳します。
つまり「日本の包丁の特徴≒折れやすい」事を知らないのです。
「ウチの家族・メイドさんは言いつけをちゃんと守るから大丈夫。」
という方も今一度、注意喚起が必要かも。
最近は特に注意。隙ができやすい
もう一つ気を付けたいコトがあります。
最近ではフィリピンも日本同様、缶詰のほとんどが「缶切り不要」であるという事。
「フィリピン缶切り」をやる機会がかなり少ないだけに、「油断と隙」ができやすいので注意しましょう。
動画で解説しました
まとめ
『フィリピンでは高い包丁を使わない』という対策もありますね。
道具好きな私には酷すぎますが…。
大事に持っていた包丁を捨てるコトもできませんし。
今回は多くの移住者が経験する「移住生活での失敗談」のお話でした。
これから移住する方がフィリピン人の心理や考え方の参考にしていただき、同じ失敗をしない事を祈ります…。
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