ドラム式?全自動式?フィリピンの洗濯事情と移住者の洗濯機選び
先日、我が家の洗濯機が壊れているのを発見しました。
というのも、現在洗濯は全てメイドさんにやってもらっていたため、洗濯機の調子を見るコトがしばらくなかったんですね…。
排水バルブの水漏れですね…。ジャージャー漏れ。
壊れてるなら壊れてると報告してほしいモノです(汗。
水が漏れたまま洗濯していたようなので相当な水と洗剤をロスしていた様子。
メイドさんに話すと、「え?壊れてるの?」とすっとぼけた返事。
もしかしたら本当に気が付いてなかったのか?
メイドさんにすべて依存するのは危険…(汗。
奥様は料理以外はやってくれないので、メイドが居ない頃は洗濯も自分でこなしていた私。
そんな私の観点から、「フィリピンにおける洗濯機選び」というテーマでお送りします。
まず我が家の洗濯機はこんな感じ
2層式。あふれかえる泡がなぜか自分の幼少期を思い出させる…。
我が家のレトロ?な洗濯機。
購入から3年。
我が家の日々の洗濯物の量を考えるとフィリピンの家電にしては良く持ったと言えよう。
さすがPanasonic製。安物買いをしなくて正解でした。
そしていつものように修理を試みる。
しかし外装のネジは錆びてボロボロ。半ば破壊しながら分解していく。
排水バルブ内に排水の凝固物(カルシウム分っぽいモノ)が溜まり、バルブの密閉を妨げていた。
分解して清掃で修理完了。
フィリピンの水道水は若干硬い(ミネラル分が多い)ようですね。
蛇口がフジツボ付いたみたいにガビガビになるし。
ヨーロッパ水の固い地域では洗濯機のトラブル防止のために中和剤の様なモノを使うのが一般的。
…ってのをテレビで見たのを思い出しました。
フィリピンでは使ってる人を見たことありませんが…。使わないだろーなw
幸いにも排水バルブなどの大事な部分はステンレス製のネジだったのでスムーズに分解、組み立てできました。
外装と主要部品では材料の違うネジが使われていた。
バルブ内部のリターンスプリングも良いモノを使っているのでヘタリも腐食もない。
この辺の材料のチョイスが長持ちする製品を造る大事なコツですね。
ものづくりにおけるとてもシンプルなコツだが、未だもってココが日本製品=優良品」と言わせる一つの要素。
安く作ることしか考えないP国はもとより、C国やK国にもマネできない。
フィリピンの一般的な洗濯機と価格、耐久性
逸れた話を戻します。
このテの昔懐かしに思えてしまう二層式洗濯機。
日本ではあまり見られなくなったがフィリピンではまだまだ主流。
どちらかと言うと洗濯機無しで手洗いがホントの主流かな?
この洗濯機は7000ペソ(約15000円)で購入。
一層式の全自動型やドラム式などの洗濯機は売られているが日本並みの価格。
- 価格が高くてもフィリピン品質
- フィリピンの洗濯機廻りの環境(湿気やほこり)
- 洗濯機の稼働量(汗やほこりでやたら洗濯物が多くなる)
と考えると日本で使う洗濯機の様に長持ちはしないでしょう。
今回の様に2~3年で壊れる事を考えたら、洗濯の手間はかかるがこの位の価格で購入しておくのが無難です。
トラブル時に修理などの対処がしやすいし。
全自動式やドラム式を購入する時の注意点
フィリピンでも1層型の全自動式、ドラム式もあります。
2層式洗濯機が5000ペソ(1万円)以下から購入できるのに対し、
お値段は全自動で1万ペソ(21000円)~
ドラム式2万ペソ(42000円)~
と言ったところでしょうか?日本のメーカーを選べばさらに高いです。
未だに手洗いしてる家庭が多い事も考えると、洗濯機=高級家電の部類。
そして壊れやすいのも間違いないでしょう。
その中でハイスペックを選ぶという事はお金に余裕がある人以外にはオススメしません。
楽を追って銭を失います。日本の感覚は一度捨てた上で検討しましょう。
また、給水を自動で行うこれらの洗濯機にはある注意が必要です。
フィリピンの水道は水圧が低く、地域によりますが水の使用量が多い時間帯には一時的に水が出なくなることがあります。
家庭に加圧ポンプ等を備えておかないとこれらの洗濯機は水が出なくなった時に機能しなくなります。
最悪はカラ回し状態で衣類や洗濯機を傷めることに…。
洗濯機に依存しなくても…
日本にいた頃、独身生活が長かった私は料理以外の家事が嫌いでした。
ものぐさな私は掃除や洗濯等の手間のかかる作業は家電品頼み。
ドラム式全自動洗濯機やらロボット掃除機など、
高くても可能な限りは高機能で便利な機械に依存してきました。
最新のドラム式洗濯乾燥機に洗濯物と洗剤、柔軟剤などを放り込んでスイッチオンで乾燥まで終了。
とっても便利かつ合理的。
…フィリピンでこんなコトを追い求めて良いのは一部の富裕層、高給取りだけです。
長持ちしないうえに日本並みに高いフィリピン高級家電。
現在の私には手が出せません。
解決策としは「労力のかかるコトは人の手でやってもらう」。
社会格差が大きく、安い労働力がある国ではハイテクノロジーに依存しなくても解決できるのです。
フィリピンにはあちこちに「ランドリーサービス」や「コインランドリー」があります。
メイドさんや洗濯のアルバイトを雇って自宅でやってもらうのもアリです。
地域や方法にもよりますが、1回の洗濯で100~300ペソ位でしょうか?
私の様に安価な洗濯機があれば十分ですし、洗濯機を買わずに手洗いでやってもらう事も可能です。
スタッフは大変ですが。
手洗いは料金が割増の場合もあるようです。
高い洗濯機を購入してすぐ壊てしまうことまで考えると同じ楽でも投資として安全かも知れません。
ただし、洗濯物を人に預ける場合は紛失や盗難には気を付けましょう。
あとデリケートな衣類はおまかせしないほうが良いかも…。
まとめ
- アナログな洗濯機は安価で修理しやすい。でも自動じゃないから手間は掛る。
- 全自動洗濯機は使える環境が限定されるので注意。
- フィリピンの家電品および使用環境だけに壊れやすいという事も忘れずに。
- 全自動の洗濯機は高級品。洗剤、電気、水などの経済的ロスが多いので許容できる人以外は控えるべし。
- 洗濯機でラクをするよりは安い労働力でやってもらうべし。でも「ヒトの管理」も必要。
以上、フィリピンで洗濯機を選ぶポイントをまとめました。
フィリピンで生活する日本人と言ってもさまざまなスタイルがあると思います。
- お金を掛けてでもラクをしたいビジネスマンや駐在員など
- 奥様や身内がすべて身の周りの世話をしてくれる方
- スローなライフスタイルを楽しみたいリタイヤの方
あなたのライフスタイルに合った洗濯機選びの参考になれば幸いです。
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