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~フィリピンで生活しながらビジネス~

どうする!?海外で交通事故!フィリピンで実際に人身事故を経験

 
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元自動車セールスマン&メカ。 奥様はフィリピン人。 38歳でフィリピンでの起業を決意!41歳で移住。 現在フィリピンで自営業をゆる~く展開中。 フィリピンでの文化、生活についてもご紹介していきます。
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前日、車で人を撥ねました。

幸い、大事には至りませんでしたが今後の自身への教訓として書き残しておきたいと思います。



フィリピンで初めての人身事故。私のケース。

 

それは奥様の親戚が亡くなったため、通夜(のようなもの)に行く道中でのことでした。

田舎の一面田んぼの中をはしる一直線の道路。

 

あたりに視界を遮るようなモノも、曲がり角すら無い。

いったいなぜこんな場所で事故が起きたのか?

 

フィリピンの稲作地帯では、道路のアスファルトで収穫したコメを干すというのは一般的な光景。

私の走行する反対の車線では干したコメを集めて後片付けそしていました。

 

その中にいた子供がなぜか私の車に向かって全力ダッシュ!( ゚Д゚)

子供はこちらを見ていません。全力で車に向かって体当たりしてくる子供を回避するのは不可能です。

 

子供が走ってくる前から私の足はブレーキペダルにありました。(かも知れない運転)

左前方からの体当たりを躱すべく、ABSさながらのフルブレーキング(私の車はABS非装着)、ハンドルを僅かに右に切って対応します。

 

危険予知をしておきながら事前の『減速』をやや怠りました。

止まり切れない。右に切りすぎると車が田んぼに落ちる。

 

私のとっさ咄嗟の対応というか、結果として車は道路の右にはみ出しつつ、バンパーの左隅で子供を撥ねました。

子供はその場にひっくり返り、大泣き。

 

大泣きしてるのを見て正直ホッとしました。

そばにいた母親と一緒に病院まで連れて行って診てもらいましたが、転んだ時に顔を擦りむいた程度で済みました。

 

奥様が一緒にいたので事故後の対処をしてくれて助かりました。

どう見ても私のカタコト英語で会話ができる相手ではなかったので。

 

あと外国人だとたかられるリスクもあります。(特に警察が絡むときは注意)

※実際の事故現場はセンターラインがあって路肩がもっときれいな道路でした。

 

相手との折り合い

事故直後に病院に連れて行って診てもらい、医者代はこちらで負担。(お任せにしとくと行かないから)

あとはお見舞いとして少しだけ。

 

事故の一部始終を見ていた両親も子供の非を認めており(というか親の監督不行き届きだと私は思う)

警察沙汰などの大事にはなりませんでした。

 

日本ではこういった『示談』は非常識かもしれませんが、それは日本では『警察』に一定の信用があるから。

『警察がフィリピンで最も汚い職業』とも言われてるフィリピンで警察を呼べばそこでどんな難癖が付くか分かりません。

 

当事者間で解決ができればそれがベスト。

それは相手のフィリピン人もわかってるようです。

 

事故から1時間程度のスピード解決。何より大したケガじゃなくてよかった。

マニラなどの都市部だとこの辺の後始末がだいぶ違ったかもしれません。

 

事故った感想と反省点

 

ほぼ危険予測はできていた

日本でいう「かもしれない」運転はしてました。子供がいるから減速はしていた。

ダメだったのはそれに合わせた減速が十分じゃなかった事。

 

というかまさか対向車の方を見ずに対向車線にダッシュかます子供がいるとは思ってもいませんでした。

子供がいたので減速はしていたのですが、「飛び出し」というより「ぶつかりに来た」感じ。

 

子供がぶつかってくる前に完全停止する以外に対処がありません。(これでもぶつかられる)

 

やっぱ都市部と違って田舎はその辺の感覚が疎い。

街中だともっと狭い路地に人が溢れていてもなかなか接触しないもの。

あの子は街中で生きていたらとうに死んでいる…

田舎の子供は予想以上に「交通の危険」に疎いことが分かりました。



衝突回避

 

急ブレーキは俊敏な反応と適切な踏み加減。

ハンドルも急ハンドルではなく適度。

 

ぶつかる前に「ぶつかる」のは分かりました。

その瞬間、意外と冷静に「どうする?」か考えてました。

 

日本にいたころにも人身事故の経験はありましたが、事故の瞬間にこんなに冷静だったことはありません。

 

ハンドルを右に切りすぎても田んぼに落ちる。

そもそもフルブレーキ中にこれ以上ハンドル切っても多分曲がらない。

 

幸いぶつかるのはバンパーの左角。

バンパーで子供が弾き飛ばされればタイヤで轢いたり車の下に巻き込むことはない。

 

けがは避けられないけど死ぬことはないだろう。

『回避できない』⇒『撥ねてしまえ。えい。』みたいな感じでした。

 

田んぼに飛び込む?

『よけられない』と判断する手前のタイミングであれば、右に急ハンドルを切って田んぼに真っ逆さまという回避方法はあったかもしれません。

ただ『よけられない』と思う前に田んぼに飛び込んで自分と同乗の家族を危険にさらすことができるでしょうか?

 

また、人の道を外した考えですが

車が田んぼに転がり落ちたら車は全損。莫大な損害額に…

 

仮に万一、子供を死亡させてしまったとしても

 

  賠償額 < 新車1台分  です。フィリピンってそんな社会。

さすがに咄嗟の時にこんなことまでは考えてませんけどね。



感想

 

ぶつからないようにすりゃあ一番いいんだけど、ぶつかるときのギリギリの判断は冷静かつベストだったと考えています。

私は小心者。かつて人身事故を起こした時は震え上がってたもんです。

 

なのになぜこんなに冷静だったか?

歳を重ねたせいか、アウェーの国での生活で少しは度胸がついたのか?

 

はたまた、かつて『命の値段が安い国』などと揶揄されていたこの国で感化され、人を轢くことに何とも思わなくなってしまったのか?

自分で振り返っても良く分かりません。

 

ダメだった反省点

 

言い訳がましい事をたくさん書きましたが、『私は悪くない』なんて思ってません。

先に述べましたが、『減速』さえきっちりと行われていればよかったわけです。

 

あと事故後に親戚のフィリピン人からいただいたアドバイス。

 

『もっとホーンを鳴らせ。』

これだ。目からウロコ。

 

日本人である私はあまりホーンを鳴らさない。

自分が鳴らされた時に不愉快だから。

 

でもここはフィリピン。

  • 追い越しをかけるとき
  • 前方の車の発進がノロい時
  • 渋滞にイライラしたら
  • 歩行者を見かけたらとりあえず
  • 友達を見かけたとき(ごあいさつ)

 

ホーンを鳴らしまくる国民性はこんなところで役に立ってる。(ウザいけど)

もしフィリピンにドリカムがいたら歌詞の一節『アイシテル』のサインはブレーキランプじゃなくてホーンであろう(笑)

 

見習って練習として帰り道にホーンを鳴らしまくるのでした。

 

動画で解説

 

まとめ

 

事故防止と事故後の心得をまとめると、

  • 田舎道は『予想外』のレベルが上がる
  • ホーンを鳴らしまくる
  • 『海外では自分の身は自分で守る!』いざというときは『轢く』覚悟
  • ケガさせてしまった時は病院へ連れてくなど手厚く(ほかのフィリピン人の事故の例でもそうでした)
  • 事後は可能な限りフィリピン人同士で円満な解決をはかる

 

海外で人身事故。想像したくもないですね。

しかし私のブログ読んでくれてれる方は『フィリピンの交通は危険極まりない』のは言うまでもなくお分かりと思います。

 

フィリピンで自動車やバイクを乗り回す以上はいくら安全運転でも交通事故は不可避。

それがイヤならジープやトライシケル、遠方なら飛行機や長距離バスがたくさん運行されてるのでこちらを使うがよろし。

 

よっぽどヘビーに使う人以外はそのほうが経済的だし。


 

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この記事を書いている人 - WRITER -
元自動車セールスマン&メカ。 奥様はフィリピン人。 38歳でフィリピンでの起業を決意!41歳で移住。 現在フィリピンで自営業をゆる~く展開中。 フィリピンでの文化、生活についてもご紹介していきます。
詳しいプロフィールはこちら
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Comment

  1. 兄貴 より:

    初コメントさせて頂きます。
    私もフィリピン滞在時には所有している車を運転しており、物損事故に遭った事があります。事故現場状況は混雑していた道路でジープニーが急にバックしてきて私のフロントバンパーが破損しました。ジープニーの運転手が警官を呼び交番みたいな所に移動して話をすると過失割合は50:50何て有り得ないことを言われたため、同乗してた嫁が警官をしている叔父に電話したところ20分ほどで駆け付けてくれ、この後は本官が引き継ぐと告げるとそれまで取り調べていた警官達に最敬礼で見送られ、本署に移動して再度して話をすると相手ドライバーに『クラクションをしていた』車にバックでぶつかった貴方が悪い‼️この事故は0:100で処理する。それまで署長を知っているとか言って強がっていたドライバーは急に萎れて一件落着となりました。
    別れ際に叔父から言われたのは今回は自分が近くに居たから大事にならなかったが、この様な事に備えて『ドライブレコーダー』を付ける様にアドバイスをされたので即付けました。悪徳警官に対抗するには『ドライブレコーダー』しかないとの事です。

    • muratadasi より:

      閲覧&コメントありがとうございます。
      おっしゃる通りでフィリピンでは金やコネのないモノ、庶民や外国人には人権はありません。

      私の事故も結果的には『運が良かった』と思っています。
      地方ではNPAなどの共産ゲリラなどが絡めばこちらが殺される可能性もあるそうです。

      警官や一部の力を持った人間の反感を買えば相手の思うまま。
      事故の対応&処置はアドリブの勝負です…

  2. Koki より:

    大変なご経験お疲れさまでした。
    私は以前長年いた香港ではあまり使いませんでしたが、この国ではクラクションを頻繁に利用します。
    香港での運転は車線変更時にウインカーを出さないドライバーが多いですが、基本的に日本とあまり変わらないのでクラクションを頻繁に使うことはありませんでした。
    しかしフィリピンでは事情が違いますよね。歩行者もドライバーも民度というか交通におけるマナーが違いすぎます。
    人の命が恐ろしいほど安いこの国では、人身事故で被害者が中途半端に生きているくらいなら再度轢き直して殺した方が安上がりだと保険会社の方からのアドバイスもあるくらいです。
    ただ、銃社会のこの国ではある程度相手を見ながらクラクションを使うようにしています。

    • muratadasi より:

      今、頑張って鳴らしまくってます…

      意識して多用していると良いモノが欲しくなってしまう…音変えようかな?

      そんな無駄遣いというか病気(笑)

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